中尊寺は世界遺産

2012年8月20日 撮影
中尊寺 本堂
中尊寺 (ちゅうそんじ) (岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202)は、850年(嘉祥3年)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁 (じかくだいしえんにん) によって開かれたと伝えられているが、実質的な開基は藤原清衡 (ふじわらのきよひら) である。
写真は本堂。
中尊寺 本堂の大きな写真大きな写真
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中尊寺 本堂
本堂は、1909年(明治42年)に再建された。古くから伝わる法要儀式の多くはこの本堂で、一山20~23名ほどの僧侶が総出仕して勤められる。

2011年(平成23年)、中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録された。
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藤原清衡は、11世紀後半に起きた前九年の役後三年の役で死んだ多くの霊を祀るため、辺境の地みちのくに、仏国土を建設しようと1105年(長治2年)より中尊寺の造立に着手した。

2013年(平成25年)3月24日、新本尊の丈六釈迦如来坐像の開眼法要が行われた。
本尊の両脇にある灯籠は「不滅の法灯」といわれ、宗祖である伝教大師最澄が点して以来、消えたことがない天台宗の象徴的な灯である。総本山延暦寺から分けられたものである。
中尊寺 月見坂
中尊寺の表参道を月見坂 (つきみざか) と呼ぶ。
道の両側には、江戸時代に平泉を治めていた伊達藩が奥州藤原氏の意向を保護するために杉を植樹したと伝えられ、いまでは樹齢300~400年ほどの巨木に成長している。
杉の並木は800メートルにわたって続く。
中尊寺 弁慶堂
弁慶堂は、中尊寺の参道沿いにある。
奥州藤原氏の時代に五方鎮守のため、火伏の神として本尊勝軍地蔵菩薩を祀り愛宕宮と呼ばれていた。
中尊寺 弁慶堂
1189年(文治5年)4月に主君・義経を守って最期まで奮戦した弁慶と、義経の木像が安置されている。1826年(文政9年)の再建である。
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中尊寺 金色堂覆堂
覆堂 (さやどう) の中には、中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物である金色堂 (こんじきどう) が安置されている。
藤原清衡が1124年(保安5年)に建立したもので、当代の技術を結集したものとして国宝建造物の第1号に指定された。
中尊寺 金色堂覆堂
2015年1月1日 写真:こぱふぅ
2014年(平成26年)大晦日に再訪。
毛越寺 (もうつうじ) で除夜の鐘を叩いた後、中尊寺に入ると年が明けていた。
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目的地:中尊寺

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(この項おわり)
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