

船頭さんが柳川にまつわる様々なエピソードを語ってくれたり、自慢の喉で歌ってくれ、都会の喧噪を離れ、充実した70分の船旅となった。

両岸には、しだれ柳が連なっている。

ヤナギの仲間はすべて雌雄異株で、シダレヤナギの雄株は枝が長く下垂し、長いものでは3メートルを超える。一方、雌株の方はあまり伸びず、せいぜい1メートルどまりである。
このように花を見なくても雌雄の別がよくわかるものを、雌雄二型という。

ヤナギの仲間はすべて雌雄異株で、シダレヤナギの雄株は枝が長く下垂し、長いものでは3メートルを超える。一方、雌株の方はあまり伸びず、せいぜい1メートルどまりである。
このように花を見なくても雌雄の別がよくわかるものを、雌雄二型という。


コースの途中には水上売店がある。船頭さんが舟を横につけてくれるので、ドリンクやアイスを買おう。トイレもある。

写真は柳川城堀水門。城の外堀・内堀に出入りできる水路は、この水門をおいて他にないという。径間2.6メートル、全長15.7メートル、高さ3.8メートルという狭い水門を、船頭さんは巧みに船を操りくぐり抜けてゆく。
石垣の加工精度は非常に高く、現在でも年に1回水門を閉じて、川底の掃除をするのに使っているとのこと。
石垣の加工精度は非常に高く、現在でも年に1回水門を閉じて、川底の掃除をするのに使っているとのこと。

こちらは石橋。

堀割は、毎年1回、川底の日光消毒と清掃を兼ねて、堀の水をすべて抜く通称「水落ち」を行う。このため、運河にありがちな臭いはしない。

堀割は、毎年1回、川底の日光消毒と清掃を兼ねて、堀の水をすべて抜く通称「水落ち」を行う。このため、運河にありがちな臭いはしない。



写真の蜘蛛手網は、有明海沿岸に古くから伝わる漁法で、網がちょうど川幅と同じ長さに作られており、一晩浸けておく。翌朝には魚やウナギが網の中に入っているという仕組みである。
この蜘蛛手網とその仕掛けは観光用で、実際には使われていないとのこと。
この蜘蛛手網とその仕掛けは観光用で、実際には使われていないとのこと。

立花氏庭園


写真の西洋館は明治43年頃に完成したもので、この前庭と、掘割の水を引き入れた大広間南庭からなる、

とくに南庭は仙台の松島を模したものといわれ、松濤園の名称で親しまれている。
松濤園は城堀の水を引き入れた池泉を中心とし、池中には石組みによる小島が多く配され、池の周囲は約380本の古松により立体化されている。

とくに南庭は仙台の松島を模したものといわれ、松濤園の名称で親しまれている。
松濤園は城堀の水を引き入れた池泉を中心とし、池中には石組みによる小島が多く配され、池の周囲は約380本の古松により立体化されている。
うなぎ屋本店

交通アクセス
【鉄道】

- 西鉄柳川駅からバスで15〜20分、タクシーで10分
- 九州自動車道「みやま柳川I.C.」から、三橋瀬高バイパス(国道443号線)を経て30分

近隣の情報
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(この項おわり)
戦国時代の領主、蒲池鑑盛が柳川城の防御として開発し、関ヶ原の戦いで柳川に封じられた田中吉政によって整備された。