筑後川昇開橋は最古の昇開橋

2016年3月16日 撮影
筑後川昇開橋
筑後川昇開橋(佐賀県佐賀市諸富町大字為重石塚)は、筑後川をまたいで福岡県大川市と佐賀県佐賀市諸富町を結んでいた鉄道用可動式橋梁である。重要文化財および機械遺産に指定されている。
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筑後川昇開橋
毎日9時から16時までの間、1時間に1回昇降する。月曜日は休業日。
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筑後川昇開橋
国鉄佐賀線の橋梁として、1935年(昭和10年)に竣工した。全長は507メートル。

筑後川の水位は干満差の大きい有明海に大きく影響されるため、中央部分の24メートルが上下に23メートルほど昇降する昇開橋 (しょうかいきょう) になっている。現存する昇開橋としては最古のものである。

1987年(昭和62年)に佐賀線が廃止され、一時は撤去が検討されたが、地元から要望で、1996年(平成8年)に遊歩道として存続が決まった。
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筑後川昇開橋
鉄塔部分は高さ約30メートルに及び、可動部分の重量は約48トン。約20トンのウェイトが両側の鉄塔に下がっている。さらに、昇開橋が上がっているときには平衡ワイヤーにより左右のバランスをとり、強風に耐える構造となっている。
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筑後川昇開橋
橋の両端には公園が整備され、佐賀線に使われていた3灯式信号機や警報機などが保存されている。
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夜はライトアップされる。毎年8月に筑後川総合運動公園で開催される花火大会では、公園から花火と昇開橋を美しく見ることができる。
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筑後川昇開橋
筑後若津駅跡地の駅舎風休憩スペースには、かつて貨物船に取付けられていた警鐘が「幸福の鐘」として保存されている。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 西鉄「柳川駅」下車、筑後川昇開橋行バス
  • JR佐賀駅下車、柳川行バス(諸富橋下車10分)
筑後川昇開橋 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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