大きな写真
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東口(メインゲート)
展示室
環壕集落ゾーンには、佐賀県教育委員会が運営している展示室があり、遺跡から発見された貴重な資料を展示している。
弥生時代(紀元前4世紀頃~紀元後2世紀中頃)には武器として用いられ、その後、祭祀の道具としても利用された。
弥生時代(紀元前4世紀頃~紀元後2世紀中頃)には武器として用いられ、その後、祭祀の道具としても利用された。
素焼きの巨大な甕棺には、王や位の高い人物が埋葬された。
甕棺から頭部がない状態で発見された人骨――激しい戦闘で首が切り落とされたのかもしれない。
1998年(平成10年)、吉野ヶ里遺跡で九州初となる銅鐸が発見された。
それまで、九州では銅剣や銅矛は発掘されていたが、銅鐸が出土するのは初めてのことだった。
弥生時代は、縄文時代になかった階級社会が発生した。吉野ヶ里の集落では、一般的な村人は貫頭衣を、身分の高い人は絹を染めて、縫い目のある移植を着ていた。
佐賀県は、1980年代に吉野ヶ里丘陵南部に工業団地の建設を計画するが、広範囲で土器が出土していることから、1983年(昭和58年)に文化財発掘の事前調査を開始。
佐賀県は、1980年代に吉野ヶ里丘陵南部に工業団地の建設を計画するが、広範囲で土器が出土していることから、1983年(昭和58年)に文化財発掘の事前調査を開始。
南内郭
南内郭の北西部には、柵によって囲まれた特別な空間がある。ここにある竪穴住居は、王の家をはじめ、その娘夫婦の家や妻の家であったと考えられている。
倭国大乱が収まり古墳時代になると、吉野ヶ里集落は放棄される。
中のムラ
交易には中国製の貨幣が使われていた。
当時、日本には鉄を作る技術はなかったが、朝鮮半島から鉄板を輸入し、それを加工して製品として販売していたようだ。
当時、日本には鉄を作る技術はなかったが、朝鮮半島から鉄板を輸入し、それを加工して製品として販売していたようだ。
倉と市の中心的な建物である市楼は3階建てだ。祭りも催された。また、市を管理する市長と呼ばれる人の住まいもあったようだ。
北墳丘墓
1992年(平成4年)に埋め戻されるが、2008年(平成20年)2月に発掘当時の様子を展示施設として公開した。
本物の遺構を露出展示するために、樹脂を遺構面に散布し、空調を完備することで、ヒビ、カビ、コケの発生を防いでいる。
発掘され保管されていた甕棺14基を北墳丘墓の遺構面に設置し、埋葬の様子が目で見て分かるようになっている。
甕棺の中――頭部に空間があるが、儀式的な意味があるように感じた。
レストラン
こちらは、古代米を使ったカレーライス――子どもでも食べられる程度の辛さだが、古代米が入っているのかどうかは???
吉野ヶ里公園駅
コインロッカーはないが、隣接するコミュニティセンター(公民館)で荷物を預かってくれるほか、レンタサイクルを借りられる。9時から17時30分まで。公園東口まで約1.4kmあり、歩くと20分近くを要する。
吉野ヶ里歴史公園内は無料バスで移動することができる。
吉野ヶ里歴史公園内は無料バスで移動することができる。
交通アクセス
【鉄道】
- JR長崎本線「吉野ヶ里歴史公園駅」下車、徒歩約25分
- JR長崎本線「神埼駅」下車、徒歩約35分
参考サイト
- 吉野ヶ里歴史公園
- 縄文時代の“竪穴住居”を知れば、火と水、土との暮らしかたが見えてくる:SuMiKa
- 吉野ヶ里歴史公園レストラン:Instagram
- 井上製麺の古代麺
- 吉野ヶ里公園駅:JR九州
近隣の情報
- 吉野ヶ里歴史公園は弥生時代の環濠集落:ぱふぅ家のホームページ
- 筑後川昇開橋は最古の昇開橋:ぱふぅ家のホームページ
- 鳥栖駅は鉄道の要衝:ぱふぅ家のホームページ
- 柳川で川下りした後は名物せいろ蒸し:ぱふぅ家のホームページ
- 九州佐賀国際空港:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)