
足立の花火は、東京の大規模な花火大会の皮切りとして、毎年7月下旬に開催される。今年は40回の記念大会で、約13,600発の花火を打ち上げる。例年50~60万人の人出がある。
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今年の打ち上げプログラムは、足立の花火が復活した1970年代から、1980年代、1990年代、2000年代、そして未来へという5幕構成で、それぞれの時代の音楽や演出が楽しめる。

19時30分の開始カウントダウン直後の4秒間で約400発の花火が上がる。
第1幕の1970年代は、ピンクレディ「UFO」にのって開幕。
第1幕の1970年代は、ピンクレディ「UFO」にのって開幕。

第2幕の1980年代はバブル景気の時代。、四方八方に次々と線のように飛び散る和火八方咲が打ち上がる。複数の色で鮮やかなグラデーションを表現できるなど、花火師の間で近年、人気が高まっているという。

第3幕の1990年代は、今井美樹「PIECE OF MY WISH」に合わせ、江戸時代から伝わる糸柳先青が打ち上がる。

第4幕の2000年代は、avexとのコラボで、レーザー光線の中を打ち上げ花火が舞う演出。

緑色のレーザー光線があるのだが、少し見にくいかも。

約1万3,600発を1時間で打上げるため、高密度に凝縮された迫力ある花火が楽しめる。

足立の花火は、1886年(明治19年)、千住大橋が架橋されたのを記念して花火が打ち上げられたのが起源とされている。1924年(大正13年)8月、千住新橋の開通を記念した千住の花火大会として、以後、毎年開催されるようになる。

戦争のために1939年(昭和14年)に中断。1949年(昭和24年)から再開したが、河川工事のために1959年(昭和34年)にいったん幕を閉じた。
1978年(昭和53年)8月、足立区民納涼大会で約800発の花火を打ち上げたところ好評を博した。
1978年(昭和53年)8月、足立区民納涼大会で約800発の花火を打ち上げたところ好評を博した。

翌1979年(昭和54年)8月から足立の花火大会として復活した。その後、足立の花火と改名し、今日に至る。会場が河川敷であり、土手の斜面等に座って観覧できる。とくに西新井側の河川敷は広く、千住側よりもゆったりと花火を観賞できる。有料席の事前販売も行っている。
交通アクセス
近隣の情報
- 足立の花火はアップテンポで:ぱふぅ家のホームページ
- 北千住駅は足立区最大のターミナル駅:ぱふぅ家のホームページ
- 西新井大師は関東三大師の1つ:ぱふぅ家のホームページ
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参考サイト
- 足立の花火:足立区観光交流協会
- 第40回足立の花火 :東京のいいやん
- 第40回足立の花火に行ってきた2018:さかきんぐのちょいと1言
- 「第40回 足立の花火」観覧記を掲載しました(H30.7.21):列車とともに「こぼれ話」
(この項おわり)