楽寿園の菊まつり

2018年11月9日 撮影
楽寿園
伊東市 城ヶ崎海岸 門脇つり
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楽寿園
楽寿園 (らくじゅえん) (静岡県三島市一番町19-3)は、JR三島駅・南口を下りて道路を渡るとすぐの公園で、毎年11月、菊まつりが開催される。
駅前入園口はこぢんまりとしているが、広さは75,474平方メートルもあり、かなり歩き出がある。東側が正門、池がある南側に南出口がある。

1890年(明治23年)、明治維新で活躍された小松宮彰仁 (こまつのみや あきひと) 親王が別邸として造営したもの。
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楽寿園
1952年(昭和27年)に三島市が購入し、市立公園として一般公開された。
1954年(昭和29年)、国の天然記念物・名勝に指定された。2012年(平成24年)、伊豆半島ジオパークのジオサイトとして指定された。
楽寿園
毎年10月30日から11月30日まで、約6,000鉢の菊を使った菊まつりが開催される。1952年(昭和27年)の開園当初から続く恒例行事で、毎年テーマに沿った造園は見応えがある。
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楽寿園
今年のテーマは「伊豆半島 世界ジオパーク認定記念『楽寿園の大地・自然』」ということで、冒頭写真の「伊東市 城ヶ崎海岸 門脇つり橋」が展示されていた。

菊まつり期間中の1週間ほどは、21時まで夜菊を鑑賞することができ、ライトアップ時のみ入園無料となる。
東海菊花大会の出品菊など、愛好家による丹精込めた作品が並ぶ。
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楽寿園
園内のどうぶつ広場には、アルパカ、カピバラ、ワラビー、レッサーパンダ、リスザル、ポニー、ミニチュアホースなどの動物が飼育されており、家族連れでも楽しめる。
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楽寿園
のりもの広場には、メリーゴーランドや豆汽車がある。お休み処「紅葉」「桜」は、食事もできる無料休憩所だ。
三島の歴史文化を学ぶ頃ができる郷土資料館の近くには、1942年(昭和17年)製造の C58形 322号蒸気機関車が静態保存されている。

楽寿館は、京間風の高床式数寄屋造りの建物で、1974年(昭和49年)、三島市の文化財に指定された。館内には、野口幽谷、滝和亭など帝室技芸員(現在の人間国宝にあたる)6人を含む明治を代表する日本画家による装飾絵画があり、1980年(昭和55年)、静岡県の文化財に指定された。
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楽寿園
遊歩道の途中に、楽寿灯籠という大きな石灯籠がある。

約1万年前、富士山の噴火により流れ出た溶岩が広がる上に楽寿園が広がっている。園内では、縄状溶岩や、溶岩塚が崩れた断面を見ることができる。新幹線駅のすぐ近くで、これほど多くのジオサイトを気軽に観察できる場所は貴重である。
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楽寿園
南側にある小浜池 (こはまがいけ) は、国指定天然記念物及び名勝区域である。富士山の湧水により水位が変動する池で、蓮沼川と源兵衛川の起点となっている。満水時には美しい景観を見ることができるが、1960年代から枯渇が続いており、公式サイトで水位を公表している。

交通アクセス

【鉄道】
【自動車】
  • 東名自動車道「沼津IC」より国道1号線(三島・箱根方面)へ→三島多摩川交差点を左折し直進→三島駅前交差点を左折
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:楽寿園

近隣の情報

参考サイト

楽寿園 関連
(この項おわり)
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