秋葉神社は火の神を祀る

2022年12月30日 撮影
本殿 - 秋葉神社
本殿
秋葉神社 (あきはじんじゃ) (静岡県浜松市天竜区春野町領家841)は、全国に1,000以上ある秋葉神社の総本宮であり、正式名称を秋葉山本宮秋葉神社という。正式には「あきは」と濁らない。
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大鳥居 - 秋葉神社
大鳥居
総本宮は709年(和銅2年)に創建されたと伝わっており、上社の最高域にある本殿は1986年(昭和61年)に再建された。流れ造りの本殿と入母屋造りの拝殿を幣殿で繋ぐ権現造りで、建坪130坪、総檜造り拝殿正面には唐破風の向拝が続く。
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狛犬 - 秋葉神社
狛犬
大鳥居の両脇をかためる狛犬が凜々しい。

伊邪那岐・伊邪那美が産んだ火の神 火之迦具土大神 (ひのかぐつちのおおみかみ) を祀っている。火の力は、冬の寒さを防ぎ、食生活を豊かにし、工業化学を発展させると同時に、すべての罪穢れを祓い去る。文化科学の生みの親として畏敬され、崇めらてきた。
火災消除・家内安全・厄除開運・商売繁盛・工業発展の御利益があるとされる。
毎年12月15日に例大祭が、翌16日に火まつり(防火祭)が行われる。三人の神職が弓の舞、剣の舞、火の舞の秘伝の三舞を奏する。
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西ノ閽の神門 - 秋葉神社
西ノ閽の神門
西ノ閽の神門 (にしのかどもりのしんもん) は、鎮座1300年記念事業として、2005年(平成17年)10月に地元の天竜杉を使って、スーパー林道沿いの参道に造営された。
神門の四隅には、青龍、朱雀、玄武、白虎の四神が配置されている。
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参道 - 秋葉神社
参道
秋葉山の一帯は天竜奥三河国定公園に指定されており、山麓の坂下から山頂へ上る表参道は、東海自然歩道として整備されている。
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 - 秋葉神社
上社の入口には金色に輝く幸福の鳥居がある。
標高866メートルの上社から、遠都淡海、遠州灘を望む。
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幸福の鳥居 - 秋葉神社
幸福の鳥居
幸福の鳥居に設けられた茅の輪に夕陽が沈む。
火之迦具土大神は、秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神である秋葉権現 (あきはごんげん) となり、徳川綱吉の時代に全国に広まった。
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上社からの眺望 - 秋葉神社
上社からの眺望
明治に入って間もなく、火災が相次いだ東京に政府が東京都台東区松が谷に建立した鎮火社も秋葉神社となり、秋葉原の地名の起源となった。文化科学の生みの親である火之迦具土大神が秋葉原に名前を残したというのも因縁めいたものを感じる。
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交通アクセス

【バス】
  • 遠州鉄道「西鹿島駅」下車、遠鉄バス秋葉線に乗り約45分、「秋葉神社入口」下車。700円。
秋葉神社 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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