皿倉山から眺める100億ドルの夜景

2023年8月2日 撮影
皿倉山からの夜景
皿倉山からの夜景
皿倉山(福岡県北九州市八幡東区大字尾倉1481-1)は、北九州市の夜景スポットとして真っ先に名前が挙がる場所だ。標高622メートルの山頂にある展望台から一望する市内は、100億ドルの夜景として、日本新三大夜景に選ばれた。
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皿倉山からの夜景
皿倉山からの夜景
この山に登った神功皇后が下山するときには日が暮れ、「更に暮れたり」と仰ったことから、この一帯が更暮山または更暗山と呼ばれ、それが更倉山、皿倉山に転じたと言われている。
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ビヤガーデン - 皿倉山
ビヤガーデン
2023年(令和5年)4月29日、山頂展望台2階にレストラン「天宮-TEN・KYU-」がオープンした。200度に広がるパノラマを楽しめることができるとともに、夏場にはビアガーデンを催しており、星空を眺めながらビールを楽しむことができる。
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山麓駅 - 皿倉山ケーブルカー
山麓駅
アクセスはJR八幡駅からとなる。皿倉山ケーブルカー山麓駅までは約1.5km、徒歩で25分ほどの距離。土日祝日は無料シャトルバスが運行している。
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山麓駅 - 皿倉山ケーブルカー
山麓駅
皿倉山ケーブルカーは20~30分間隔で運行しており、山上駅まで約6分。営業キロは1,100メートル、標高差441メートル、最大斜度28度、運転速度は14kmだ。皿倉登山鉄道が運営している。

1957年(昭和32年)11月12日に開業した。
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黄はるか - 皿倉山ケーブルカー
黄はるか
北九州博覧祭2001の開催に合わせ、2001年(平成13年)に開業以来初めて車両更新が行われ、天井が全面サンルーフとなっているスイスCWA社製の車両2両が導入された。
新車両は照明等の電源を蓄電池から得るため、架線・架線柱が撤去され、眺望が改善した。冷房装置は搭載されておらず、夏期は駅ホームに定置型クーラーを置き、停車中に窓から車内に冷風を導入して冷却することで対応している。

黄色い車両を黄はるか
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青かなた - 皿倉山ケーブルカー
青かなた
青い車両をは青かなたと呼んでいる。定員112名。
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山麓駅 - 皿倉山ケーブルカー
山麓駅
冒頭で紹介した100億ドルの夜景を誇る北九州市は、1963年(昭和38年)2月10日に門司市、小倉市 、若松市、八幡市、戸畑市の5市の対等合併を経て誕生した。かつての四大工業地帯であった北九州工業地帯の中核を担った。
北九州市の名前は公募で決まった。人口は100万人を超え、当時全国第6位。4月1日には、三大都市圏を除く地域では初の政令指定都市に移行し、1979年(昭和54年)に県庁所在地の福岡市に抜かれるまで九州地方最大の人口を誇った。

関門海峡で本州と隣接していることから、古くから九州の玄関口であり、九州内の主要な国道や鉄道路線の起点という交通の要衝である。
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皿倉山ケーブルカー
皿倉山ケーブルカー
江戸時代は、門司市、小倉市は豊前国(小倉藩、細川忠興)、若松市、八幡市、戸畑市は筑前国(福岡藩、黒田長政)に分かれていた。

文字ヶ関村は塩田が広がる漁村だったが、1891年(明治24年)に門司駅(現在の門司港駅が開業すると、門司港の埋立てと船溜りの建設が始まり、筑豊から鉄道で運ばれた石炭を輸出する港として急速に発展した。1894年(明治27年)に人口が1万人を超え門司町となり、さらに1898年(明治31年)には2万5千人を超え門司市となった。
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皿倉山ケーブルカー
皿倉山ケーブルカー
1602年(慶長7年)に細川忠興が小倉城を築き、交通の要衝である小倉藩の城下町として発展した小倉であるが、明治維新後の廃藩置県で小倉県となるが、1876年(明治9年)に福岡県に合併された。1900年(明治33年)4月に市政へ移行する。1945年(昭和20年)8月9日の長崎への原爆投下の当初の目標は小倉だった。

明治維新後に誕生した若松村は、明治時代に国内の石炭の半分を産出した筑豊炭田から鉄道で運ばれてくる石炭の積み出し港として栄えた。
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皿倉山
皿倉山
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スロープカー - 皿倉山
スロープカー
9合目にあるケーブルカーの山上駅からは、写真のスロープカーに乗り継いで約3分ほどで山頂に到着する。以前は帆柱スカイラインリフトというチェアリフトがあったが、老朽化のため、2006年(平成18年)にスロープカーに置き換わった。
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スロープカー - 皿倉山
スロープカー
山上駅にはケーブルカー神社がある。
2015年(平成27年)4月に恋人の聖地に選ばれた。
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交通アクセス

【バス+ケーブルカー】
  • JR八幡駅から無料シャトルバスで「皿倉山ケーブルカー山麓駅」下車、皿倉山ケーブルカーに乗り山上駅まで約約10分
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出発地の最寄駅:

目的地:皿倉山
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参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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