三笠鉄道村は北海道で活躍した車両を展示

2023年9月23日 撮影

目次

三笠鉄道村

三笠鉄道村
三笠鉄道村
三笠鉄道村(北海道三笠市幌内町2丁目287)は、1987年(昭和62年)7月13日に廃止した幌内線 (ほろないせん) の終着駅である幌内駅を活用し、1987年(昭和62年)9月6日開館した鉄道博物館だ。
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鉄道発祥の地 - 三笠鉄道村
鉄道発祥の地
鉄道資料のほか、北海道の交通や炭鉱に関わる資料を保存・展示している。敷地面積は18,000m2と広い。

1882年(明治15年)11月13日に、北海道初の鉄道として、官営幌内鉄道が幌内 - 小樽手宮の間に開通した。これを記念し、列車の自動連結器を模したユニークな形のモニュメントが建っている。
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S-304蒸気機関車 - 三笠鉄道村
S-304蒸気機関車
S-304蒸気機関車は、1939年(昭和14年)に日本製鉄輪西製鉄所(後の新日本製鐵室蘭製作所)向けに作られた産業用機関車で、1986年(昭和61年)に廃車となったが、動態保存されており、18歳以上の方であれば運転体験することができる。
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太平洋炭礦坑外用8t電気機関車 - 三笠鉄道村
太平洋炭礦坑外用8t電気機関車
太平洋炭礦坑外用8t電気機関車は、釧路の太平洋炭礦の坑外で使われていた凸型電気機関車で、軌間610ミリのナローゲージ。重量8トン。1940年(昭和15年)製造。使用電圧直流250ボルトで、昇圧が行われるまで使用されていた。
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DD15形ディーゼル機関車 - 三笠鉄道村
DD15形ディーゼル機関車
DD15形ディーゼル機関は、1962年(昭和37年)から製造開始された国鉄のラッセル式除雪車で、大型のプラウ形ラッセル装置を機関車本体の前後に装備しており、1両での除雪作業ができた。2017年(平成29年)6月30日に廃車となった。
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DD15形ディーゼル機関車 - 三笠鉄道村
DD15形ディーゼル機関車
写真の17号機は1963年(昭和38年)に日本車輌で製造され、宗谷本線などで活躍した。
全長18メートル、全幅2.926メートル、全高3.87メートル。運転整備事前重量は約62トン。出力1,000ps。
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キ100形貨車 - 三笠鉄道村
キ100形貨車
キ100形貨車は、国鉄初の単線用鋼製ラッセル除雪車として、1928年(昭和3年)から1956年にかけて176両が製造された。ラッセル前頭部はくさび形となっており、ここで線路上に積もった雪を掻き分ける構造となっている。1989年(昭和64年)に廃車となったが、国鉄時代に譲渡されたものの中には21世紀に入って稼動を続けている車輌がある。
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三笠鉄道記念館

三笠鉄道記念館 - 三笠鉄道村
三笠鉄道記念館
赤レンガタイル貼りでレトロな雰囲気が漂う三笠鉄道記念館は、2階建ての展示資料館で、食堂車をイメージしたレストランがある。
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三笠鉄道記念館 - 三笠鉄道村
三笠鉄道記念館
蒸気機関車の仕組みを模型にしたもの。

石炭でボイラーを加熱し発生した水蒸気がシリンダーへ送られ、シリンダー内のピストンが前後に動き、この動きがクロスヘッドに伝わり回転運動に変換され、動輪を回す。⇒動輪が動くしくみ 京都鉄道博物館
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三笠鉄道記念館 - 三笠鉄道村
三笠鉄道記念館
道内の鉄道で使われていたヘッドマークや掲示物などが展示されている。
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三笠鉄道記念館 - 三笠鉄道村
三笠鉄道記念館
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三笠鉄道記念館 - 三笠鉄道村
三笠鉄道記念館
2階にはHOゲージのジオラマがあり、有料で運転することができる。
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9600形蒸気機関車 - 三笠鉄道村
9600形蒸気機関車
2両の蒸気機関車が、屋内静態展示されている。

9600形蒸気機関車は、鉄道院が1913年(大正2年)から製造開始した、日本で初めての貨物列車兼引用のテンダー式蒸気機関車である。770両が製造され、四国を除く全国で活躍し、国鉄で最後まで稼動していた蒸気機関車である。
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C12形蒸気機関車 - 三笠鉄道村
C12形蒸気機関車
C12形蒸気機関車は、鉄道省がローカル線区向けの機関車として1932年(昭和7年)から製造を始めた小型のタンク式蒸気機関車で、1947年(昭和22年)まで282両が製造された。
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クロフォード公園

クロフォード公園 - 三笠鉄道村
クロフォード公園
クロフォード公園(北海道三笠市本町971-1)は、三笠鉄道記念館の分館的位置づけの鉄道公園で、旧幌内線の三笠駅跡に整備された。DD51形やキハ80系が保存されている。
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DD51形ディーゼル機関車 - 三笠鉄道村
DD51形ディーゼル機関車
DD51形ディーゼル機関車は、蒸気機関車の後継機として、国鉄が1962年(昭和37年)から製造開始したディーゼル機関車で、側面から見たときの凸型の車体が特長だ。北海道では、寝台特急北斗星カシオペアトワイライトエクスプレスなども牽引した。2021年(令和3年)3月に定期運用から外れた。
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キハ80系気動車 - 三笠鉄道村
キハ80系気動車
キハ80系気動車は、国鉄が開発した初の特急型気動車で、1960年(昭和35年)から製造が始まり全国で活躍。1992年(平成4年)に定期運行から引退した。
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交通アクセス

【鉄道】
  • JR岩見沢駅より中央バス「幾春別町」行きに乗り、「三笠市民会館」で下車。「市民会館」から三笠市営バス幌内線に乗り換え、「鉄道記念館」で下車 徒歩すぐ
三笠鉄道村 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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