夫婦岩は興玉神石を遥拝する鳥居

2023年11月17日 撮影
夫婦岩
夫婦岩
夫婦岩(三重県伊勢市二見町)は、高さ9メートルの大岩(男岩)と、約9メートル離れている高さ4メートルの小岩(女岩)の間に長さ35メートルの大注連縄が渡されているもので、日の大神(天照大神)と猿田彦大神興玉神石 (おきたましんせき) を遥拝する鳥居の役目を果たしている。
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鳥居 - 夫婦岩
鳥居
夫婦岩は、二見興玉神社 (ふたみおきたまじんじゃ) (三重県伊勢市二見町江575)の境内にある。
二見興玉神社猿田彦大神を祀り、開運や家内安全・交通安全に御利益があるといわれている。
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二見浦 - 夫婦岩
二見浦
昭和の香りが漂う土産物屋が集まった伊勢夫婦岩めおと横丁を過ぎると、二見興玉神社の参道に入る。
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二見浦 - 夫婦岩
二見浦
参道沿いに美しい浜辺が続く――。
二見浦は古来より、清渚と尊ばれ、伊勢参宮を控えた人々が汐水を浴び、心身を清めた禊場だった。二見浦に参詣で、身を清めることを「浜参宮」といい、現在では、禊をする代わりに神社に参拝し「無垢塩祓」を受けることを「浜参宮」としている。
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夫婦岩
夫婦岩
しばらく進むと、浜辺から約700メートルの沖合に浮かぶ夫婦岩が見えてくる。夫婦岩の中央から差し昇る朝日は、夏至を中心に5月から7月にかけて、最も美しくなる。また、11月から1月の満月の頃は、夫婦岩の間から昇る月を見ることができる。
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夫婦岩
夫婦岩
夫婦岩は、大小2つの岩が仲良く並ぶ姿から、夫婦円満や良縁成就を願う人々も訪れる。古来、男岩は立石、女岩は根尻岩と呼ばれていたが、いつの頃からか、夫婦岩と呼ばれるようになった。江戸時代中期の『伊勢参宮名所図会』に大注連縄を張った夫婦岩の絵が載せられている。
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二見蛙 - 夫婦岩
二見蛙
境内には、御祭神のお使いとされる二見蛙(無事にかえる、お金がかえる)が多数奉献されている。
この近くにある烏帽子岩は、上部がかえるの姿に見えることから、二見蛙の御神威の現われとされ、かえる岩と呼ばれている。
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二見興玉神社 - 夫婦岩
二見興玉神社
夫婦岩の右側に見えるのは、二見興玉神社の拝殿だ。
二見興玉神社は、1910年(明治43年)に猿田彦大神を祀る興玉社 (おきたましゃ) と、宇迦御魂大神を祀る三宮神社 (さんぐうじんじゃ) を合祀した。
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拝殿 - 二見興玉神社
拝殿
二見興玉神社は、三重県内では伊勢神宮に次いで参拝者の多い神社であり、2019年(平成31年)には397万人が参拝した。
天平年間(729年 - 748年)、行基興玉神の本地垂迹として江寺 (えでら) を創建し、境内に興玉社を建てて鎮守社とした。後に現在の二見浦へと遷座した。
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天の岩屋 - 二見興玉神社
天の岩屋
天の岩屋は、女神の宇迦御魂大神を岩窟内に祀っていた三宮神社の遺跡である。
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龍宮社 - 二見興玉神社
龍宮社
境内社として海の神、綿津見大神を祀る龍宮社があり、旧暦5月15日に龍宮社例祭に併せて郷中施 (ごじゅうせ) 神事が行われる。また、氏子地江の外れに大若子命を祀る栄野神社があり、毎年1月14日の例祭日には湯立神事が行われる。
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参道 - 二見興玉神社
参道
夕陽が傾き、参道に燈籠が点る――。
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参道 - 二見興玉神社
参道
西の空には三日月が見える。
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第二鳥居 - 二見興玉神社
第二鳥居
第二鳥居は、御遷宮記念神都博覧会を開催し大成功を納めた宇治山田商工会議所設立発起人であり、元会頭、宇治山田市長も務め伊勢発展の基盤をつくった北岡善之助氏より1928年(昭和3年)11月に奉納されたものだ。
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縁結びの歌碑 - 夫婦岩
縁結びの歌碑
お伊勢まいりに 見そめた あなた
むすぶ縁の 夫婦岩

舘まさお作、西条八十補作と刻まれた縁結びの歌碑。
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二見興玉神社
二見興玉神社は交通安全の御利益もあるという。
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交通アクセス

【鉄道】
  • JR二見浦駅から徒歩約15分
【バス】
  • 伊勢市駅よりCANバスに乗り「夫婦岩東口」にて下車
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出発地の最寄駅:

目的地:
 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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