西暦909年 - ファーティマ朝が成立

イスラーム帝国に3人のカリフ
アル=アズハル大学
アル=アズハル大学
シーア派の一派「イスマーイール派」の指導者アブー=アブドゥッラーは、自らを預言者ムハンマドの娘ファーティマと第4代カリフ・アリーとの子孫であると称し。信者からはマフディー (救世主) とあがめられていた。
アブー・アブドゥッラーはチュニジアで挙兵し、北アフリカを支配、910年(延喜10年)にカリフを自称した。イスラーム帝国は、アッバース朝、後ウマイヤ朝、ファーティマ朝の3人のカリフが共に立つ時代に入った。

969年(安和2年)、エジプトを征服したファーティマ朝は、カイロを建設し、973年(天禄4年)に首都とした。
972年(天禄3年)、カイロにアズハル学院を設立して、シーア派のイスラーム神学・法学研究の中心地となった。

11世紀前半の第8代ムスタンシルの時代は国力も充実していたが、後半に入るとシリアをセルジューク朝に奪われた。
11世紀末、セルジューク朝の分裂に乗じてエルサレムを占領したが、間もなく第1回十字軍の侵攻を受け、奪い取られてしまう。

1171年(嘉応3年)、スンナ派のアイユーブ朝に取って代わられる。

この時代の世界

825 875 925 975 909 ファーティマ朝が成立 870 934 アブー・アブドゥッラー 860 933 ロロ 912 973 オットー1世 937 964 ヨハネス12世 907 唐が滅ぶ 875 884 黄巣の乱 840 884 黄巣 852 912 朱全忠 882 954 馮道 877 943 王建→太祖 877 943 王建 901 菅原道真、太宰府へ左遷 845 903 菅原道真 867 931 宇多天皇 871 909 藤原時平 875 935 平国香 885 930 醍醐天皇 880 949 藤原忠平 895 940 藤原玄明 893 941 藤原純友 903 940 平将門 923 952 朱雀天皇 939 承平天慶の乱 935 紀貫之『土佐日記』 866 945 紀貫之 Tooltip
(この項おわり)
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