![]() |
iPodをつくった男 | ||
著者 | 大谷 和利 | ||
出版社 | アスキー総研(旧アスキー) | ||
サイズ | 新書 |
![]() ![]() |
|
発売日 | 2008年01月11日頃 | ||
価格 | 796円(税込) | ||
ISBN | 9784756150967 |
ジョブズは、初代マックでも、初代iPodのときにもバリエーションは作らずに、"One decision. One box. One price." を貫いた。それは彼が、これまでにない先端的な製品を売り込むときこそ、訴求ポイントを絞ることの重要性を知っているからに他ならない。(126ページ)
概要

サブタイトルが示しているように、iPodは、「スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス」によって成功したことが分かる。
ジョブズは若い頃、Macintosh開発チームを乗っ取り、精鋭を集めたLisa開発チームから人材を引き抜き、Macを完成させた。そのとき、精鋭を集めたLisa開発チームを海軍にたとえ、「海軍に入るより海賊にあれ!」と言ったという。だが、私は、この海賊船に乗る気にはなれない。なぜなら、船長がオールの漕ぎ方ひとつまでに口出ししてきそうだからである。
ジョブズは若い頃、Macintosh開発チームを乗っ取り、精鋭を集めたLisa開発チームから人材を引き抜き、Macを完成させた。そのとき、精鋭を集めたLisa開発チームを海軍にたとえ、「海軍に入るより海賊にあれ!」と言ったという。だが、私は、この海賊船に乗る気にはなれない。なぜなら、船長がオールの漕ぎ方ひとつまでに口出ししてきそうだからである。
エンドユーザーとして、Apple社のことは好きである。我が家には iPod もあるし、PCは代々Macintoshである。だが、仕事のやり方が好きかどうかは別問題である。
世界には様々なビジネススタイル、ビジネスモデルがあった方が楽しい。願わくは、我が社の社長がジョブズ船長の猿真似をしないように――。
世界には様々なビジネススタイル、ビジネスモデルがあった方が楽しい。願わくは、我が社の社長がジョブズ船長の猿真似をしないように――。
(2008年5月9日 読了)
参考サイト
- iPodをつくった男:アスキー・メディアワークス
- 『スティーブ・ジョブズ 偶像復活』(ジェフリ・S.ヤング/ウィリアム・L.サイモン,2005年11月)
- 『神の交渉力?』(竹内一正,2008年06月)
- 西暦1977年 - Apple II 発売/ボイジャー1号打ち上げ:ぱふぅ家のホームページ
- 西暦1984年 - Macintosh発売:ぱふぅ家のホームページ
- 西暦1998年 - iMac発売:ぱふぅ家のホームページ
- 西暦2007年 - iPhone発売:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)