MDR-XB90EXはインナーイヤホンとは思えない音の広がり

2014年4月 購入
インナーイヤホン「MDR-XB90EX」
ソニー製のインナーイヤホン(カナル型ヘッドフォン)「MDR-XB90EX」を購入した。

1年半前に購入して通勤・出張で使っていた MDR-EX510SL が、ケーブルの二股に分かれる部分が断線してしまったために買い換えた。ケーブルの断線は3度目で、今回は前2回より早かった。出張で無理をしているので仕方ない。
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インナーイヤホン「MDR-XB90EX」
今回はSHUREのケーブル着脱型も検討したが、価格帯が1万円以上と、出張先で紛失する場面を想像して、どうしても手が出なかった。こういう貧乏性から抜け出られないらしい。
その代わり、MDR-EX510SLと同じ価格帯でドライバーユニットが大きいMDR-XB90EXを選んだ。

重低音に注力するEXTRA BASSシリーズに分類されていながら、中低音の解像度が驚くほど高い。思わずボリュームを上げてしまったが、遮音性が高く音漏れも小さい。
インナーイヤホン「MDR-XB90EX」
イヤーピースは、最近のSONYのカナル型でお馴染みのハイブリッドイヤーピースだ。
芯の部分は硬い素材を用いることで音の通路の形状を保持し、先端の潰れによる音質劣化を防止。外側の部分は柔らかい素材を用いることで耳へのフィット感を向上。密閉度を高め、長時間でも快適な装着性を実現している。
イヤーピースが本体から外れて紛失することが少ないというメリットもある。
インナーイヤホン「MDR-XB90EX」
ケーブルを除く本体重量は9グラムと、MDR-EX510SLに比べて2グラム重いだけなのだが、実際にはかなり大きく重たく感じる。子どもや女性は敬遠するかもしれない。
プレーヤーを胸ポケットに入れている都合で、ケーブルは短い方がいいのだが、MDR-XB90EXは120センチと長め。Y型ケーブルなので左右を間違えないようにする必要がある。慣れの問題だろうが、短いケーブルのモデルもラインナップしてほしい。
ケーブルは新開発のセレーションコード。平型でコード表面の細かい溝が穿たれ、からみにくくなっている。
ケーブルズレの音もほとんどないが、あとは断線しないことを祈るばかりである。

主要スペック

項目 仕様 コメント
ユニットサイズ 直径 16ミリ 音場が広い。
再生周波数帯域 4Hz~27kHz 低音の迫力に加え、中低音の解像感も高い。
インピーダンス 16Ω
感度 106dB/mW
接続コード長 1.2メートル 胸ポケットに入れると邪魔。
質量 約9グラム(ケーブルを除く) かなり重い。
付属品 ヘッドホンケース
コード・クリップ
イヤーピース(7種類)

消耗品

過去に購入したインナーイヤホン

(この項おわり)
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