画像編集ソフト「Photoshop Elements 2023」はAI活用

2023年7月 購入
Photoshop Elements 2023
Adobe Photoshop Elements 2023(バージョン21)を購入した。バージョン1から使い続けているソフトで、デジカメのフォトレタッチに欠かせないアプリだ。
今回、Photoshop Elements 12からのアップグレード購入。サブスクリプションではない買い切りのアップグレード価格が用意されており、クレジットカードで支払った後、すぐにパッケージをダウンロードできる。

64ビット版になって動きがキビキビしているほか、AIを使って「盛った画像」🤣を簡単に作ることができるようになった。最新のRAWファイルに対応している点も見逃せない。

目次

種別 フォトレタッチソフト
価格 製品版 19,580円
アップグレード版12,980円
※価格はいずれも税込み
動作環境
Windows版
インテル第6世代以降またはAMDの同等以上のプロセッサー(SSE4.1サポートあり)
Microsoft Windows 10バージョン21H1以降(バージョン21H2推奨)日本語版、Windows 11(バージョン21H2)日本語版(64-bit版のみ。Windows 7、Windows 8.1はサポート対象外)
8GB以上のRAM
5.8GB以上の空き容量のあるハードディスク(アプリケーションのインストール用)、オンラインコンテンツをダウンロードするための追加の空き容量、製品のインストールと使用時には一時ファイル用に最大20GBの追加の空き容量が必要(大文字と小文字が区別されるファイルシステムへのインストールや、外付けのフラッシュメモリを利用したストレージデバイスへのインストールは不可)
1280x800以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(倍率100%時)
Microsoft DirectX 12互換のディスプレイドライバー
プロダクトアクティベーション(ライセンス認証)および機能とオンラインコンテンツのダウンロードのためにインターネット接続が必要
動作環境
Macintosh版
インテル第6世代以降のプロセッサー、Apple M1プロセッサー
macOS 11、macOS 12(12.4以降)
8GB以上のRAM
6GB以上の空き容量のあるハードディスク(アプリケーションのインストール用)、オンラインコンテンツをダウンロードするための追加の空き容量、製品のインストールと使用時には一時ファイル用に最大20GBの追加の空き容量が必要(大文字と小文字が区別されるファイルシステムへのインストールや、外付けのフラッシュメモリを利用したストレージデバイスへのインストールは不可)
1280x800以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(倍率100%時)
プロダクトアクティベーション(ライセンス認証)および機能とオンラインコンテンツのダウンロードのためにインターネット接続が必要
製作者 Adobe
公式サイト https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-elements.html
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インストール

ライセンスを購入すると、アカウントページから約4Mバイトのインストーラをダウンロードできる。これをクリックすると自動インストールがはじまり、約15分かかった。バージョン12と違って64ビット環境対応である。
EOS R10のRAWデータ(CR3形式)を開こうとしたところ、「Camera Rawをインストール」を実行するように指示が出たので、これをクリックしたところ、Adobe Photoshop Elements Add-on Utilities 2023 のダウンロードとインストールが始まった。途中、Photoshop Elements 2023 を終了させなければならず、一連の作業に約5分を要した。

モード

画像編集がクイックガイドエキスパートの3種類のモードが用意されているのは以前のバージョンと同じ。普段はエキスパートモードを使っている。
後述するように、パノラマ合成などのまとまった機能ブロックはガイドに移動している。

パノラマ合成

よく使うパノラマ合成機能(Photomerge Panorama)は、「ガイド→Photomerge→PHOTOMERGE PANORAMA」へ移動した。8ビット・カラーのみ対応という仕様は相変わらずだが、RAWデータをいちいち保存しなくてもパノラマ合成できるようになったのは便利だ。
Photomerge Panorama - Photoshop Elements 2023
パノラマ合成
「フィルタ→レンズ補正」で歪みをとり除き、「画像質調整→かすみの除去」を行ったところ、夏の沖縄🌞という感じの写真に仕上がった。

理想的な風景写真

ガイドには、AIを利用した Adobe Sensei の各種機能が追加になっている。
その中の「特殊編集→理想的な風景」を使うと、ご覧の通り、曇りの 古宇利島が、インスタ映えするエメラルドグリーンの海に早変わり‥‥だいぶ盛ってる感が漂うが😓
理想的な風景 - Photoshop Elements 2023
理想的な風景

かすみ除去

「画像調整-かすみ除去」や「自動かすみ除去」は、眠たい風景写真をシャキッとしたものにしてくれる。「理想的な風景写真」のような不自然な盛り方ではないので、重宝している。
かすみ除去 - Photoshop Elements 2023
かすみ除去
古い写真のリフレッシュにも活用している。
上左の写真は、2006年(平成18年)発売のPanasonic製デジカメ「LUMIX DMC-FZ7」で撮影したものだが、いまのデジカメに比べると画像処理エンジンが弱い。
Photoshop Elements を使って、ライティング(シャドウ・ハイライト)を調整し、かすみ除去を行った後、自動スマートトーン補正をかけると右のようになる。開聞岳がシルエットではなくなった。
かすみ除去 - Photoshop Elements 2023
かすみ除去 -- 古い写真をリフレッシュ

参考サイト

参考書籍

表紙 基礎からしっかり学べる Photoshop Elements 2023 最強の教科書
著者 ソーテック社
出版社 ソーテック社
サイズ 単行本
発売日 2022年10月24日頃
価格 2,508円(税込)
ISBN 9784800713094
この一冊ですべてが身につく!初心者も一気にプロレベルへ!!やさしい解説とわかる解説!たくさんの写真を整理したい!写真レタッチにもデザインにも使えます!すべてがわかる必携の入門書です!やりたいこと全部入り!
 
表紙 今すぐ使えるかんたん Photoshop Elements やさしい入門[2023/2022/2021対応版]
著者 AYURA
出版社 技術評論社
サイズ 単行本
発売日 2023年01月20日頃
価格 2,420円(税込)
ISBN 9784297132576
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(この項おわり)
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