さっぽろテレビ塔は内藤多仲の設計

2013年8月15日 撮影
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔(北海道札幌市中央区大通西一丁目)は、札幌におけるテレビ放送開始を機に1957年(昭和32年)に完成した。高さ147.2メートル。90メートルの位置に展望台がある。3階までは無料だが展望台は有料である。
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さっぽろテレビ塔
1955年(昭和30年)10月、NHKが札幌にテレビ局の開設を計画した。
NHKは、1954年(昭和29年)に完成した名古屋テレビ塔に倣って、電波塔には展望台を作りたいとの意見を提出し、それを受けて札幌市と札幌商工会議所が電波塔建設に動き出した。
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さっぽろテレビ塔
設計者は名古屋テレビ塔を手がけ、のちに東京タワーを設計することになる内藤多仲 (ないとうたちゅう) である。
総工費1億7000万円のうち、札幌市が2000万円、NHKが5000万円、北海道観光事業株式会社が1億円を分担した。

電波塔の組立は1956年(昭和31年)10月に完了し、12月からNHKがテレビ電波を送信開始した。展望台など観光施設が調って正式にオープンしたのは1957年(昭和32年)8月である。
北海道観光事業株式会社は電波塔の名称を「観光センター」と決定したが、いつしか「さっぽろテレビ塔」と呼ばれるようになった。
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さっぽろテレビ塔
しかし、1956年(昭和31年)にHBCが手稲山を開拓して送信所を設置しテレビ塔より広いサービスエリアを構築し、NHKが1962年(昭和37年)5月に手稲山へ移転、STVも1969年(昭和44年)1月に移転した。現在はFM各局の中継局とNHKの予備送信所が残っているのみである。

1961年(昭和36年)、松下電器産業の寄贈により、地上65メートルの四面に電光時計が取り付けられた。「時計を付ければ必ず見てくれる」という松下幸之助の発案だったという。
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さっぽろテレビ塔
札幌テレビ塔は、1911年(明治44年)から整備がはじまった大通公園(長さ約1.5km、面積約7.8ha)の東の端にある。
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さっぽろテレビ塔
大通公園には盆踊りの櫓が設置されていた。
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(この項おわり)
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