北海道新幹線札幌延伸推進本部

2013年8月15日 撮影
北海道新幹線札幌延伸推進本部
札幌商工会議所(北海道札幌市中央区北1条西2丁目)に、「北海道新幹線札幌延伸推進本部」の看板が掲げられていた。

北海道新幹線は、1972年(昭和47年)に青森から札幌までが計画され、1973年(昭和48年)に整備新幹線として旭川までが基本計画に加わった。
東北新幹線の終着駅である新青森駅から、奥津軽駅、青函トンネルを経由し、木古内駅、新函館駅、新薬も駅、長万部駅、倶知安駅、新小樽駅、札幌駅の約360kmを新幹線区間とする計画だ。
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2005年(平成17年)4月、新青森~新函館間が着工。2012年(平成24年)8月、新函館~札幌間が着工した。建設費総額は2兆円を超える。

新青森~新函館北斗間(149km)は、2016年(平成28年)3月26日に開業した。東北新幹線と直通運転し、東京と新函館北斗は最速4時間2分、仙台と新函館北斗は2時間30分で結ばれる。1964年(昭和39年)の東海道新幹線開業から半世紀、九州から北海道まで新幹線で移動できるようになった。
開業に先立ち、急行「はまなす」寝台特急「カシオペア」特急「白鳥」特急「スーパー白鳥」が廃止された。
なお、トンネルが多く莫大な建設費がかかる札幌駅までの開業は2035年(令和17年)になる見込みである。
北海道新幹線札幌延伸推進本部
細かい話だが、この看板のE5系の画像の粗さは何とかならなかったのだろうか。

北海道などは、東京~札幌駅が約5時間1分になるとしているが、北海道経済連合会は3時間57分と主張している。
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JR東日本は新函館まで360km/hで走行可能なE5系の導入を発表しているが、青函トンネル内は風圧の関係で260km/h以上の走行は難しいとされている。
青函トンネル内は在来線と共用する三線軌条とし、大平トンネル坑内で新幹線と在来線が合流し、木古内駅付近で分離する形になる予定だ。

2013年(平成25年)は、JR北海道の事故を通じて杜撰な管理体制が明るみに出た年だった。新幹線の維持管理を任せられる会社になれるのか、一抹の不安を感じる。

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(この項おわり)
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