塔のへつりは浸食と風化による奇岩群

2019年6月23日 撮影
塔のへつり
塔のへつり(福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ)の「へつり」とは、会津方言で、険しい崖のことをいう。その形が塔のように縦長になっていることから、「塔のへつり」と呼ばれるようになった。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 2135 Kbyte)
塔のへつり
凝灰岩をはじめとする様々な岩石が200メートルにわたり互い違いに重なり、それぞれの浸食の度合いが異なる結果、100万年もかけて、この不思議な景観をつくりあげた。
大川羽鳥県立自然公園の一角をなしており、国の天然記念物である。

紅葉の名所でもあり、10月中旬には白い岩肌にはえる紅葉が阿賀川の流れを染める。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1707×2560 ピクセル, 2760 Kbyte)
塔のへつり
舞台岩には吊橋が渡されており、この周辺のみ立ち入ることができる。
塔のへつり


塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1280×1920 ピクセル, 1236 Kbyte)
塔のへつり
侵食と風化によって作られた奇岩は、全部で17個あり、屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩など、様々な名前がつけられている。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1488 Kbyte)
塔のへつり
下に流れるのは阿賀川である。栃木県と福島県の県境に位置する荒海山に源を発し、大川ダムを経て会津盆地に流れ込む。別名は大川。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 3155 Kbyte)
塔のへつり
会津西部に入ると、日橋川や只見川と合流し、新潟県へ抜けると阿賀野川と名前を変え、新潟平野を横断して日本海へ流れ込む。流域面積は7,710km2、幹川流路延長は210kmである。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1580 Kbyte)
塔のへつり


塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1128 Kbyte)
塔のへつり
最寄駅は、会津鉄道会津線の塔のへつり駅である。
1960年(昭和35年)4月、国鉄会津線の仮乗降場として設置された。行楽時期のみオープンする。1969年(昭和44年)11月に廃止された。
塔のへつりの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1189 Kbyte)
塔のへつり
1988年(昭和63年)4月、会津鉄道会津線の正式な駅として開業した。
単式ホーム1面1線の無人駅。駅名標には「奇岩が招く藤娘」と記されている。
塔のへつり
2015年度の1日平均乗車人員は33人である。

交通アクセス

【鉄道】
  • 会津鉄道会津線「塔のへつり駅」から徒歩10分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:塔のへつり
塔のへつり 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
header