MP3プレイヤー「NOMAD」で音楽はデジタルへ

1999年5月 購入
NOMAD
典型的なウォークマン世代であるパパぱふぅは、通勤電車の中でもMDウォークマンが欠かせない。

そんなある日、家に帰ってみると何やら大きな小包が――中を空けてみてビックリ。雑誌のモニタ懸賞に当選して、MP3プレイヤーが送られてきたのである。
それが、Creative Technologyの最初のMP3プレイヤー「NOMAD」であった。
ちょうどMP3に興味を持っていた時で、「午後のこ~だ」でCDを何枚かMP3に変換してあった。早速、これを「NOMAD」に転送‥‥遅い。プリンタポートを介した転送は、あまりにものろい。
気を取り直して、付属のヘッドフォンで聴いてみる‥‥音質が悪い。内蔵のイコライザを試してみたが、やはり悪い。MDと違って高音域に耳障りな音が目立つ。LPからCDに移行したときの違和感が蘇る。
また、せっかくの液晶パネルだが、日本語が表示できない。これで34,800円というのは高いと思う。
というわけで、モニタレポートには、散々悪口を書いたのであった。
にもかかわらず、NOMADを手放せなくなってしまった。
なにしろ小さい。ワイシャツの胸ポケットに収まるのである。ケーブルの短いヘッドフォンを使えば、満員電車の中でケーブルを引っかけるというドジを踏まなくて済む。
音質の問題は、その後、MP3エンコーダを変えたりイコライザをきかせたりして、何とか満足がいくようになってきた。

それより問題だったのは、せっかくライブラリ化しようとため込んでいたMDの処分である。メディアが交代する時の悩みである。

ちなみに、NOMADには、音声録音機能やFMチューナー機能といった、いまではお馴染みになったオプション機能も備わっている。しかし、地下鉄通勤のためラジオは聴けないし、録音した音声はMP3ではないので、これらの機能はほとんど使わなかった。

主要スペック

項目 仕様 コメント
記録メディア 内蔵32MB
増設32MB(スマートメディア)
増設できるのはありがたい。
対応フォーマット MP3  
PCとの接続 パラレルポート 大きくて遅い。
オプション機能 ボイスレコーディング
FMチューナー
 
電源 単4アルカリ乾電池×2本(連続8時間)  

ぱふぅ家が購入した音楽プレーヤー

(この項おわり)
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