鴨川シーワールドはシャチのショーで有名

2000年9月5日〜6日 撮影
シャチ - 鴨川シーワールド
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市東町1464-18)は、千葉県鴨川市にある水族館である。
様々な海の生き物を観賞できるほか、その繁殖面においても種々の功績を残している。
シャチ - 鴨川シーワールド
鴨川シーワールドといえば、パパぱふぅが子どものころに訪れたときからやっているシャチのショーが有名だ。
シャチ - 鴨川シーワールド
シャチは、漢字で「」と書く。名古屋城の天守閣にあるシャチホコと同じ漢字を当てている。シャチホコは、胴体が魚で頭がトラの形をした空想上の動物だが、鴨川シーワールドにいるシャチは歴とした哺乳類で、ハクジラの一種だ。オスは体長9メートル、体重10トンに及ぶ。
シャチ - 鴨川シーワールド
多くの生物を捕食することから、英語ではKiller whale(殺し屋クジラ)と呼ばれ、学名はOrcinus Orca(冥界よりの魔物)である。その攻撃力は高く、ホホジロザメを押さえ込み、巨大なシロナガスクジラを襲ったりする。しかし、知能は高く、食べる必要がないときには襲わないし、無駄な争いは避けることが知られている。ヒトを襲うことは皆無である。
イルカ - 鴨川シーワールド
サーフスタジアムでは、バンドウイルカカマイルカのショーを見ることができる。イルカも、シャチと同じハクジラの仲間である。大型のものがシャチ、小型のものがイルカと呼ばれているようだ。
イルカの中で最もポピュラーなのがバンドウイルカで、北極付近に生息しているものほど身体が大きく、オスの体長は4メートル、体重は650キロに及ぶ。一方のカマイルカはバンドウイルカより小さく、体長2.5メートル、体重200キロである。
いずれも人なつこく、好奇心が旺盛な性格である。
アシカ - 鴨川シーワールド
ショーでアシカがニコリと笑って(?)いる。
アシカ、オットセイ、アザラシ、セイウチ、トドは同じアシカ亜目に属する。
アシカより小さいものがオットセイ、牙のあるものがセイウチ、一番大きいものがトドである。
アシカアザラシを比べると、アザラシは後脚を推進力にして水中を泳ぐ。また、アシカには耳たぶがあるが、アザラシの耳は穴が開いているだけである。
ベルーガ - 鴨川シーワールド
マリンシアターでは、ベルーガ(Beluga;シロイルカ)のショーが見られる。
突き出した額がベルーガの特徴だ。これはメロンと呼ばれる脂肪組織で、鼻腔の奥を振動させて生じた音波を収束させ、水中へ発信する。これによってコミュニケーションを行う。笛のような高音を発生することから、海のカナリア (Sea Canary) とも呼ばれる。
ベルーガは、他のクジラやイルカとは異なり、頭部を上下左右に振ることができる。これを利用して、お辞儀様の真似をするなど、人間のような動きをしてショーを盛り上げてくれる。
また、海底の動物を補食するため、口をすぼめて水を吹き付けて掘り返しているらしい。この性質を利用し、口腔内に溜めた空気を噴き出して空気の輪を作る芸を見ることができる。

2007年(平成19年)9月現在、鴨川シーワールド以外でベルーガを見ることができるのか以下の水族館だ。
クラゲ - 鴨川シーワールド
クラゲ
ペンギン - 鴨川シーワールド
ポーラアドベンチャーではペンギンが泳ぐ様子を見ることができる。地上で歩く姿からは想像もできないスピードで泳ぐ。
熱帯魚 - 鴨川シーワールド
トロピカルアイランドは、世界で一番早く日の出を迎える国「キリバス共和国」のサンゴ環礁をモデルにした施設で、サンゴ礁の魚類など350種5,000点が展示されている。
鴨川シーワールドホテル
宿泊は、水族館に直結している鴨川シーワールドホテル。レストランに子ども向け遊具もあり、こぱふぅも楽しんでいた。

交通アクセス

JR東京駅から特急で約2時間。JR安房鴨川駅で下車、バスで5分ほどの所にある。
東京からのアクセスの場合、アクアライン高速バスを使えば、特急電車と同じ程度の時間で、より安価に行くことができる。繁忙期でなければ鴨川シーワールド前に停車する。

近隣の情報

(この項おわり)
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