吉野川は、「四国三郎」の別名を持つ、高知県と徳島県を流れる、全長194キロ、流域面積は3,750平方キロの一級河川だ。
船から両岸を見ると、徳島県の天然記念物に指定されている、やや緑色を帯びた礫質片岩がそそり立っている。水深は5〜10メートルくらいだが、台風の際には岩が全部埋まってしまうほど増水するという。
船から両岸を見ると、徳島県の天然記念物に指定されている、やや緑色を帯びた礫質片岩がそそり立っている。水深は5〜10メートルくらいだが、台風の際には岩が全部埋まってしまうほど増水するという。
礫質片岩は、砂より大きな砂利などの堆積物から成る礫岩に高い圧力が加わり、鉱物が平行配列しながら再結晶し、片状構造を形成したものである。高知大学の研究員による「逆転している大歩危礫質片岩」が詳しい。
大歩危峡まんなかから大歩危駅に戻る途中に妖怪屋敷と石の博物館)(旧・ラピス大歩危石の博物館)がある。ここで、礫質片岩の構造や、大歩危峡谷の成り立ちを知ることができる。
この日は、「ゲゲゲの鬼太郎」展を開催していた。ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪「子泣き爺」は、この近くの出身(?)とされている。なお、「阿波の妖怪・こなきじじい報告」(多喜田昌裕/1999年)によると、じつは徳島県には子泣き爺の伝承はなかったという。玄関にはアンパンマンの石像がある。
この日は、「ゲゲゲの鬼太郎」展を開催していた。ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪「子泣き爺」は、この近くの出身(?)とされている。なお、「阿波の妖怪・こなきじじい報告」(多喜田昌裕/1999年)によると、じつは徳島県には子泣き爺の伝承はなかったという。玄関にはアンパンマンの石像がある。
妖怪八十八カ所巡り
県道上名西宇線沿いは、子泣き爺の石像をはじめとする妖怪のモニュメントが多数あり、妖怪街道として観光スポットになっている。
三好市山城町の住民団体「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」が、木彫りの妖怪モニュメント作りに取り組んでいる。妖怪街道には2013年(平成25年)9月現在、14体が設置されており、11月中には20体に増やす計画だ。将来的には88体まで増やし、「妖怪八十八カ所巡り」を企画して多くの観光客を招くのが目標という。
三好市山城町の住民団体「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」が、木彫りの妖怪モニュメント作りに取り組んでいる。妖怪街道には2013年(平成25年)9月現在、14体が設置されており、11月中には20体に増やす計画だ。将来的には88体まで増やし、「妖怪八十八カ所巡り」を企画して多くの観光客を招くのが目標という。
交通アクセス
【鉄道】
- JR大歩危駅下車、徒歩20分
- 井川池田I.C.出口より車で30分
参考書籍
近隣の情報
- 吉野川で川下り:ぱふぅ家のホームページ
- 大歩危峡でスリル満点の舟下り:ぱふぅ家のホームページ
- 大歩危・小歩危といっても漫才コンビではない:ぱふぅ家のホームページ
- 祖谷のかずら橋はカズラで編んだ吊り橋:ぱふぅ家のホームページ
- 祖谷川と平家の落人:ぱふぅ家のホームページ
- かずら橋の架け替え、迫力間近に(2024年2月4日)
- ありがとう30年、三好で多彩なイルミネーション(2023年12月6日)
- ボンネットバス、往年の姿戻った(2023年5月11日)
- 「秘境」坪尻駅近くに桜植樹(2022年3月18日)
- JR四国「藍よしのがわトロッコ」12月も運行(2020年11月15日)
- 徳島線に「藍よしのがわトロッコ」(2020年8月3日)
- 幸せを呼ぶ黄色い花、満開(2020年2月21日)
- 三好市の徳善家住宅、重要文化財に(2019年10月31日)
- 国の文化財建造物へ 「中和商店」事務所など7件(2019年7月25日)
- 丸み帯びたボディーにメロメロ秘境の旅に訪日客続々(2019年6月15日)
- 山あいのそば店、3年ぶり復活 「令和」幕開け日(2019年5月3日)
- ギシギシ揺れますが「安心して渡って」(2018年3月6日)
- 「世界」見据えパドル 大歩危リバーフェス開幕(2017年5月27日)
- 四国の銘酒にほろ酔い 三好 まつり・マルシェ(2017年2月20日)
- 鳥の絵でお出迎え 三好に帰省者向け巨大幕(2016年12月31日)
- アユ求め太公望続々 県内主要河川で漁解禁(2016年6月5日)
- 「祖谷のかずら橋」架け替え完了、渡り初め(2015年2月28日)
- 恋鉄の旅を満喫 徳島線全通100年(2014年6月11日)
(この項おわり)
2013年(平成25年)12月に大歩危峡を再訪している。