

湖の最深部は233m。田沢湖(秋田県;423m)、支笏湖(北海道;363m)、十和田湖(青森県;327m)に次いで深い。
南東部には、池田湖を造りだしたと考えられている直径約800m、高さ約150mの湖底火山がある。
南東部には、池田湖を造りだしたと考えられている直径約800m、高さ約150mの湖底火山がある。

池田湖は、約5500年(令和3482年)前の火山活動でできた。ほぼ同時期に山川湾、成川盆地、鰻池、池底、松ヶ窪などの地形も形成されており、これらの噴火口群とともに池田山川としてランクCの活火山に指定されている。開聞岳の火山活動とは独立したものと考えられている。


ボート乗り場では、水槽に入っている全長2メートルの大ウナギを見ることができる。見た目はウナギというより、ナマズに近い。
あまりにも巨大で、カメラの画角には収まりきらないし、真っ黒なためにディデールも撮影できない。
なお、特別天然記念物のため、食べることはできない。
あまりにも巨大で、カメラの画角には収まりきらないし、真っ黒なためにディデールも撮影できない。
なお、特別天然記念物のため、食べることはできない。

1978年(昭和53年)9月3日夕方、法事で集まっていた20人ほどの集団が、池田湖の湖面を猛スピードで移動する2つの黒いコブを目撃した。コブの間は5メートルほど離れており、湖面は数十メートルにわたって波立っていたという。
これが全国紙に紹介されて一躍話題となった「イッシー」である。
その後も目撃証言が相次ぎ、指宿市観光協会には「イッシー対策委員会」が設けられた。
これが全国紙に紹介されて一躍話題となった「イッシー」である。
その後も目撃証言が相次ぎ、指宿市観光協会には「イッシー対策委員会」が設けられた。

イッシーの全長は20mと推定されているが、何しろディテールが分からないため、モデル像も様々である。
ウナギは死ぬまで成長を続けるという。全長20mの超巨大ウナギがイッシーの正体だとする説もあるが、事実だとすると、それはそれで物凄いことである。
ウナギは死ぬまで成長を続けるという。全長20mの超巨大ウナギがイッシーの正体だとする説もあるが、事実だとすると、それはそれで物凄いことである。
イッシー対策委員会が設置されてからちょうど30年――観光客はほとんどいない。このワビサビ感が何とも言えない。
交通アクセス
【鉄道】
- JR指宿駅から車で約30分
- 指宿スカイライン「旧大迫IC」から車で約10分
ドライブ・コース
タクシーをチャーターし、JR薩摩今和泉駅から池田湖を経由してJR山川駅へ向かった。距離にして約40km、3時間の観光ドライブである。
途中、島津今和泉家墓所、開聞岳、JR西大山駅、長崎鼻パーキングガーデンなどに立ち寄った。
途中、島津今和泉家墓所、開聞岳、JR西大山駅、長崎鼻パーキングガーデンなどに立ち寄った。
近隣の情報
- 池田湖 イッシーを探して:ぱふぅ家のホームページ
- 西大山駅 JR最南端の駅:ぱふぅ家のホームページ
- JR最南端の西大山駅と幸せのポスト:ぱふぅ家のホームページ
- 薩摩今和泉駅〜篤姫の故郷:ぱふぅ家のホームページ
- 山川駅 JR最南端の有人駅:ぱふぅ家のホームページ
- 山川駅は2016年3月に無人化:ぱふぅ家のホームページ
- 長崎鼻パーキングガーデンは熱帯ジャングルを再現:ぱふぅ家のホームページ
- ダイヤモンド薩摩富士 開聞岳山頂、金剛の輝き(2016年12月1日)
(この項おわり)
怪獣が棲んでいる湖ということで、おどろおどろしい雰囲気を想像していたのだが、たいへん美しい場所である。この日は天候に恵まれ、開聞岳(別名「薩摩富士」;標高924m)のシルエットを背景に、透明度が8~10mという青い湖に陽光が反射する。