
熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1)は、熊野本宮大社、熊野速玉大社と並ぶ熊野三山のひとつで、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。写真は拝殿。
大きな写真

(2560×1646 ピクセル, 2087 Kbyte)

熊野那智大社の社殿および境内地は、2004年(平成16年)7月にユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された。

駐車場の近くには、日本三大古道の一つ、熊野古道を通る大門坂の入口がある。かつて坂の入り口に大門があり、通行税を徴収していたことが名称の由来とされる。
ここから那智山へ、全長約600メートル、高低差約100メートルの石畳が続く。

駐車場の近くには、日本三大古道の一つ、熊野古道を通る大門坂の入口がある。かつて坂の入り口に大門があり、通行税を徴収していたことが名称の由来とされる。
ここから那智山へ、全長約600メートル、高低差約100メートルの石畳が続く。

熊野古道は、樹齢約800年(延暦19年)の夫婦杉をはじめとする、鬱蒼とした杉林に覆われている。

400段あまりの石段を登ると、一ノ鳥居が見えてくる。

麓の様子。

一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が、988年(永延2年)に御幸され、西国三十三ヶ所第一番札所として定めたとされる。

本尊の如意輪観世音像は、4世紀、仁徳天皇の時代にインドから那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけ、本尊として安置したと伝えられている。
如意輪観世音を祀る本堂は、1590年(天正18年)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残している。

本尊の如意輪観世音像は、4世紀、仁徳天皇の時代にインドから那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけ、本尊として安置したと伝えられている。
如意輪観世音を祀る本堂は、1590年(天正18年)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残している。

本堂の後方には、三重の塔を那智の滝を望むことができる。

那智の滝へ向かい、熊野古道を進む。

七福神の大黒様は、出雲大社で見た大国主命のことだ。

青岸渡寺の三重塔は、1972年(昭和47年)に300年ぶりに復元された。高さ25メートル。


熊野交通は2014年(平成26年)12月、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する熊野三山に観光客を誘致しようと、巫女をイメージした3人の萌えキャラを用意した。名前は公募で決めた。

熊野那智大社は 那智霧乃――那智山、那智の滝にかかる清らかな霧をイメージし命名した。

熊野那智大社は 那智霧乃――那智山、那智の滝にかかる清らかな霧をイメージし命名した。

熊野本宮大社は 本宮てるて――本宮地域の逸話にでてくる小栗判官の妻「照手姫[」から命名した。

熊野速玉大社は 速玉ナギ――熊野速玉大社のご神木で、良縁結びの信仰が厚い「なぎの木」から命名した。
交通アクセス
【鉄道】
- JR紀伊勝浦駅からバスで約20分
近隣の情報
- 熊野那智大社、青岸渡寺と那智の滝:ぱふぅ家のホームページ
- 熊野速玉大社には千点を超える国宝:ぱふぅ家のホームページ
- 熊野本宮大社と3人の巫女さんキャラ:ぱふぅ家のホームページ
- JR新宮駅で「銀河」の乗客を音楽で歓迎、近大新宮中高の吹奏楽部(2024年7月12日)
- 時代を超えた厚い信仰、先人も歩いた聖なる山へ(2022年7月26日)
- コロナ禍でお燈まつりの神事(2021年2月14日)
- 串本:宇宙に一番近い町(2020年10月19日)
- 健やかな成長願う肩車熊野本宮大社・湯登神事(2019年4月19日)
- 風呂で取り合う「仙人風呂かるた」(2019年1月23日)
- 勇壮に早船競漕熊野川で速玉大社御船祭(2018年10月21日)
- 鯨類追い込み漁がスタート(2018年9月2日)
- 熊野本宮大社に八咫烏風鈴(2018年7月26日)
- 飛び散る火の粉勇壮に(2018年7月21日)
- 一足早い豆まき 那智勝浦・補陀洛山寺(2018年1月29日)
- 「ゴジラ」の前に「だるま朝日」(2017年11月3日)
- アユのトントン釣り始まる 古座川町の名勝・滝の拝(2017年6月18日)
- アユの釣果少なめ 古座川で友釣り解禁(2017年6月5日)
- 華やかに1万3300体 那智勝浦町でひなめぐり(2017年2月27日)
- シイの木で門松 田辺市の熊野本宮館(2017年1月11日)
- 「温まってね」 古道の地蔵にわら帽子(2016年12月17日)
- ジョジョの荒木さんがお守り(2016年9月23日)
- 雨の中、鎮魂の奉納演奏(2016年9月9日)
- 「滝の拝」に灯籠100個ともす イベント復活へ(2016年7月11日)
- 串本町の廃校舎に洋菓子店 ふるさと大使が開設(2016年7月4日)
- ハッチョウトンボ羽化(2016年5月16日)
(この項おわり)