上高地インフォメーションセンターは、バスターミナルに接している建物で、上高地の自然や散策・登山情報、交通、宿泊などさまざまな情報を提供している。雨具や緊急用の登山用小物なども販売している。
梓川は、近くに寄って見ると、水が透き通って透明だが、遠くから見るとエメラルド色に染まって見える。これは、運ばれてくる砂や砂利が白く、川底で光の吸収と屈折現象を起こし、エメラルド色に輝いて見えるのだという。
イギリス人宣教師ウォルター・ウエストンは登山が趣味で、1888年(明治21年)から1894年の日本滞在中、富士山をはじめとする多くの山々をめぐった。それまで日本の登山は、信仰・修行・狩猟が目的であったが、レジャーとして広く知らしめ、上高地を有名にした彼の功績は「日本近代登山の父」として広く称えられている。
前穂高岳に登頂した際、案内役として同行した地元安曇村生まれの猟師・上條嘉門次との友情関係が語り継がれている。
前穂高岳に登頂した際、案内役として同行した地元安曇村生まれの猟師・上條嘉門次との友情関係が語り継がれている。
また、イギリス人の冶金技師ウィリアム・ガウランドが、1877年(明治10年)7月、槍ヶ岳に登頂し、Japan alps と表現したことをウエストンがヨーロッパに紹介し、日本アルプスの名前が海外に知られるようになった。
上高地帝国ホテルと梓川を挟んで対岸にウエストン碑と、それを囲むようにウエストン園地と呼ばれる湿地帯が広がっている。
上高地帝国ホテルと梓川を挟んで対岸にウエストン碑と、それを囲むようにウエストン園地と呼ばれる湿地帯が広がっている。
1915年(大正4年)、5メートルの深さがあった田代池は徐々に浅くなり、湿原化している。
正面に見える焼岳からは、いまも噴煙が見える。
下流には水力発電所があり、東京電力は冬場に土砂を浚渫を行っている。そのまま放置すると、10年以内に池は埋まってしまうという。
下流には水力発電所があり、東京電力は冬場に土砂を浚渫を行っている。そのまま放置すると、10年以内に池は埋まってしまうという。
交通アクセス
【鉄道+バス】
- 松本電鉄「新島駅」からバスで約1時間
- JR「松本駅」からバスで約1時間30分
- JR「高山駅」からバスで約1時間で平湯バスターミナルへ、そこからシャトルバスで約25分
参考サイト
- 上高地
- 上高地河童橋ライブカメラ:五千尺ホテル上高地
近隣の情報
- 上高地は日本屈指の山岳景勝地:ぱふぅ家のホームページ
- 新穂高ロープウェイから笠ヶ岳を望む:ぱふぅ家のホームページ
- 白骨温泉は乗鞍岳の山麓にある:ぱふぅ家のホームページ
- 乗鞍岳と夏の大三角:ぱふぅ家のホームページ
- 乗鞍岳で御来光を拝む:ぱふぅ家のホームページ
- 新島々駅は、山の中なのに“島々”:ぱふぅ家のホームページ
- 飛騨大鍾乳洞は発見者の趣味の世界:ぱふぅ家のホームページ
- ノーベル賞の源流、宇宙線観測発祥の乗鞍岳「朝日の小屋」に記念碑(2024年10月8日)
- 上高地に響けアルプホルンの音色。山岳シーズン幕開け(2024年4月30日)
- 遊郭から温泉旅館、少年院になった安曇野の洋館(2024年3月26日)
- 「ウイスキーは未来につなぐ酒」廃校舎で「飛?高山蒸溜所」開所式(2023年3月29日)
- 満開の桜を見るような美しさ(2023年2月3日)
- 「日本の屋根」槍・穂高連峰を一望、展望デッキ「槍の回廊」オープン(2022年10月24日)
- 国営アルプスあづみの公園にて「サマーイルミネーション日本の夏和のひかり」(2022年8月11日)
- 「トットちゃん」40年、安曇野ちひろ美術館で記念展(2021年6月8日)
- アートで街に活気を、12作品先行公開(2021年5月18日)
- 小雪吹きつけ、上高地で開山祭(2019年4月30日)
- 幻想の光に浮かぶ氷結の大滝(2019年2月16日)
- 疲れ癒やす花のじゅうたん(2017年8月1日)
- 飛騨大鍾乳洞、恋人の聖地に認定(2017年7月28日)
- 北アルプス彩る紅葉 岐阜・新穂高ロープウェイ(2016年10月28日)
- 天空のおもてなし60年 老夫婦営む「ランプの山小屋」(2016年10月8日)
- 安曇野の夜、輝き50万個 国営公園イルミネーション(2013年11月25日)
(この項おわり)
主峰の奥穂高岳(標高3,190m)をはじめとする3,000m級の山々が連なる穂高連峰が眼前に迫る。梓川は、さらに北側にある槍ヶ岳(標高3,180m)を水源としている。