白骨温泉は乗鞍岳の山麓にある

2022年8月1日 撮影
野天風呂 - 白骨温泉
白骨温泉 (しらほねおんせん) (長野県松本市安曇)は、乗鞍岳 (のりくらだけ) の山麓、標高約1,400メートルにある温泉で、中部山岳国立公園区域内にあり、1922年(大正11年)に国の天然記念物、1974年(昭和49年)に国民保養温泉地に指定された。
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鎌倉時代には湧出していたと伝えられ、戦国時代には武田信玄も湯治に使っていたと伝わる。江戸時代(元禄年間)、齋藤孫左衛門により、温泉宿として本格的に開かれた。

泉質は単純硫化水素泉で、湧出時には無色透明だが、時間の経過によって白濁する。温泉水中に含まれている硫化水素から硫黄粒子が析出することと、重炭酸カルシウムが分解し炭酸カルシウムに変化するため。

写真の日帰り共同浴場の「野天風呂」は、2004年(平成16年)7月に、温泉の白濁が薄くなってきたことから入浴剤を添加する事件が発覚し、約1年間閉鎖した。長野県は温泉の信頼回復を図るために、2004年(平成16年)11月に「安心・安全・正直」な信州の温泉表示認証制度を創設した。

交通アクセス

【バス】
  • アルピコ交通上高地線「新島々駅 (しんしましまえき) 」よりバスで約60分。
白骨温泉 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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