JR御茶ノ水駅は大工事中

2022年11月27日 撮影
東京医科歯科大学
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御茶ノ水駅
御茶ノ水駅
神田川(外堀)の南側にあるのがJR東日本の御茶ノ水駅(東京都千代田区神田駿河台2丁目)である。川をはさんで対岸に、東京メトロ・丸ノ内線の御茶ノ水駅がある。2012年(平成24年)9月から、バリアフリー化を目的とした大工事が進んでいる。
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神田川の北側にある国立大学法人 東京医科歯科大学――2024年度中に、国立大学法人 東京工業大学と合併し、東京科学大学になる。
東京医科歯科大学の学生数は3,200人だが、併設する東京医科歯科大学病院は病床数753、職員数約2,000人。すぐ隣には、病床数1,000超の順天堂大学医学部附属順天堂医院、さらに北側には東京大学医学部附属病院があり、外来通院する高齢者などから、バリアフリー化を強く求められてきた。
御茶ノ水駅の開業は、1904年(明治37年)12月の甲武鉄道の延伸開業に遡る。1923年(大正12年)9月の関東大震災で駅舎の一部が焼失した。その後輸送量が急増したため、御茶ノ水~中野間の複々線化工事が行われ、御茶ノ水駅は東側の、お茶の水橋と聖橋 (ひじりばし) の間へ移動した。
北の神田川と南の駿河台に囲まれた狭小地のため工事は困難を極めたが、大倉土木(現・大成建設)が請負い、1932年(昭和7年)7月に運用開始した。

その後も何度か改良工事が行われ、車椅子用のリフトが設置されるなどしたが、鉄道運行を止めずに大規模な改良を行うことは不可能とされ、1932年(昭和7年)の構造のまま運用されてきた。
しかし、2002年(平成14年)に周辺8病院が連名でJR東日本にバリアフリー対応の要請を行い、また、2008年(平成20年)にはエレベーターとエスカレーターの設置を求める約1万2000人分の署名が千代田区長に提出された。

これを受け、JR東日本は線路の上空に人工地盤を設置し、聖橋口駅舎を人工地盤上に移設してエレベーターやエスカレーターなどを設置するというバリアフリー化を目指すことになった。旧・日立製作所本社ビル(御茶ノ水セントラルビル)の解体にともなう大型複合ビル建設など、都市改造プロジェクトを進めることが決まったことから、JR東日本は新たな客層を獲得できると見込んで難工事に着手したとされる。
2019年(平成31年)1月29日、改札階とホームを連絡するエレベーターとエスカレーターの運用が始まった。
2024年(令和6年)に竣工予定だ。

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(この項おわり)
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