
五大堂
瑞巌寺(宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地)は、日本三景のひとつ、松島にある臨済宗妙心寺派の寺院。桃山文化を伝える本堂などが国宝に指定されている。写真は、松島のひとつにある五大堂で、松島のシンボルとして国の重要文化財に指定されている。
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透かし橋

透かし橋
なぜ透かし橋かというと、ご覧の通り、足下に海が透けて見えるから。車椅子で渡ることはできない。

祠

五大堂
正面の扁額には「五太堂」と彫られていますが、ただしくは「五大堂」であり。これは揮毫者である105世天嶺性空禅師の筆の遊びとされている。
内部には、円仁手彫りと伝える五大明王像が安置され、33年に一度開帳される。次回の開帳はは2039年(令和21年)だ。

円仁が五大明王像を安置したところ、ある夜、坂上田村麻呂が祀った毘沙門天が光を発して沖合いの小島に飛び去り、 その島が毘沙門島と呼ばれるようになったという言い伝えが残っている。
内部には、円仁手彫りと伝える五大明王像が安置され、33年に一度開帳される。次回の開帳はは2039年(令和21年)だ。

円仁が五大明王像を安置したところ、ある夜、坂上田村麻呂が祀った毘沙門天が光を発して沖合いの小島に飛び去り、 その島が毘沙門島と呼ばれるようになったという言い伝えが残っている。

五大堂
寺社建築では、横木(梁・桁)に設置し、荷重を分散して支える下側が広くなっている部材がある。これを蟇股と呼ぶが、五大堂の四面の蟇股には、方位に従って十二支の彫刻が施されている。

五大堂

五大堂

透かし橋と五大堂

総門
透かし橋を渡って陸に戻り、国道45号線を西へ向かうと瑞巌寺の総門が見えてくる。切妻造、 本瓦葺の薬医門で、両袖に太鼓塀が附属する。
正面の扁額は、五大堂と同じく、瑞巌寺105世天嶺性空禅師の筆によるもので、「桑海禅林」と書かれている。
正面の扁額は、五大堂と同じく、瑞巌寺105世天嶺性空禅師の筆によるもので、「桑海禅林」と書かれている。

地蔵菩薩
「扶桑(日本)の海辺の禅寺」の意で、瑞巌寺を意味する。

瑞巌寺]の創建は平安時代に遡るという。古くは松島寺とも呼ばれた。
参道を入るとすぐ右側に、巨大な地蔵菩薩がある。

瑞巌寺]の創建は平安時代に遡るという。古くは松島寺とも呼ばれた。
参道を入るとすぐ右側に、巨大な地蔵菩薩がある。

洞窟遺跡群

洞窟遺跡群
現在残る最も古い供養塔は、1636年(寛永13年)に、伊達政宗に殉死した佐藤吉信(法得紹隆禅定門)のものだ。現在の姿になったのは、江戸後期のことと推測されている。

洞窟遺跡群
供養者には岩手、山形等県外の人物も認められ、霊場としての松島が広く認知されていたことがわかる。

洞窟遺跡群

鉄道殉職者弔魂碑
1920年(大正9年)に鉄道員が鉄道省に組織改編した際、地方の鉄道管理局は鉄道局となり、東北地方は仙台鉄道局の管轄となった。1931年(昭和6年)に、鉄道敷設以来、仙台鉄道局管下での殉職者が750名を数えており、慰霊のためにこの碑が建立された。

境内

3.11津波到達地点
津波は、参道を約180メートルほど遡上した。最終到達地点に看板が残されている。

延命地蔵
江戸末期の1863年(文久3年)に鋳造された延命地蔵。瑞巌寺117世中方明哉和尚が大変長命だったことにあやかり、造られたという。
この先は拝観有料である。
この先は拝観有料である。

瑞巌寺

円通院

円通院
交通アクセス
【鉄道】

- JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩10分
- JR東北本線「松島駅」より徒歩25分

近隣の情報
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(この項おわり)