立山トンネルトロリーバスは電気で走る

2017年9月21日撮影
立山トンネルトロリーバス
2018年8月14日 室堂ターミナル 写真:こぱふぅ
立山トンネルトロリーバスは、関電トンネルトロリーバスと並び、日本に残る最後のトロリーバスだったが、関電トンネルトロリーバスが2018年(平成30年)11月30日に運行終了。立山トンネルトロリーバスも2024年(令和6年)11月30日に運行終了した。2025年度からは電気バスに転換される。
立山トンネルトロリーバスの大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 850 Kbyte)
立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
1971年(昭和46年)4月25日に運行開始した。
立山黒部アルペンルートのうち、立山ロープウェイの終点・大観峰駅からから室堂平までの約3.7キロを、立山の主峰・雄山(標高3,003メートル)を貫通する立山トンネル経由で10分で結ぶ。

開業当時はディーゼルエンジンで走るバスだったが、トンネル内に排気ガスが滞留することを防ぐため、1996年(平成8年)4月にトロリーバスが導入された。
立山トンネルトロリーバスの大きな写真大きな写真
(1280×1920 ピクセル, 1055 Kbyte)
立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
トロリーバスの正式名称は「無軌条電車」であり、電車線のあるところしか走れないことから、法律上は電車に分類される。

トロリーバスが使う集電装置「トロリーポール」は、架線にトロリーホイールと呼ばれる滑車状の車輪などを架線に掛けるもので、初期の電車でよく使われた。しかし、架線の高さの変化によって接触角度が変化するため集電効率が悪く、パンタグラフに取って代わられていった。
立山トンネルトロリーバスの大きな写真大きな写真
(1280×1920 ピクセル, 930 Kbyte)
立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
鉄道車両として 8000形という型式が与えられており、車体は大阪車輌工業が、足回りは三菱自動車工業が8台を製造した。
直流600Vを受電し、120kWの主動機を駆動する。VVVFインバータ制御である。
立山トンネルトロリーバスの大きな写真大きな写真
(1280×1920 ピクセル, 1000 Kbyte)
立山黒部アルペンルート 関連

参考サイト

(この項おわり)
header