JR東日本 205系は省エネ電車

全面塗装が不要なために保守作業も軽減

目次

武蔵野線

武蔵野線 205系
2013年9月7日 府中本町駅 撮影:こぱふぅ
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武蔵野線 205系
2013年7月20日 船橋法典 撮影:こぱふぅ
205系電車は、製造コストが高く103系電車を後継できなかった201系電車に代わる車両として設計・製作された。1985年(昭和60年)にデビュー。
武蔵野線には1991年(平成3年)から導入が始まった。
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武蔵野線 205系
2013年7月20日 新浦安駅 撮影:こぱふぅ
武蔵野線専用車両は、高速110km/h走行を可能とする改良が施されている。
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武蔵野線 205系
2007年1月13日 府中本町駅 撮影:こぱふぅ
205系は、軽量ステンレス製車体の採用により大幅な軽量化を実現、また全面塗装が不要なため保守作業が大きく軽減された。
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武蔵野線 205系
2007年1月13日 府中本町 撮影:こぱふぅ
205系は他線へよく転属し、武蔵野線の車両も転属した車両である。車両は二次型であると思う。
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武蔵野線 205系
2013年9月7日 府中本町駅 撮影:こぱふぅ
こちらは、先頭車両の黒い部分が丸みを帯びていてライトが小さな、通称「メルヘン顔」と呼ばれるもの。
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武蔵野線 205系
2004年9月30日 北朝霞駅
武蔵野線は、その沿線に公営競技場が数多くあり、俗に「ギャンブル線」などと呼ばれる。東京競馬場・中山競馬場での競馬開催日などは非常に混雑するため、時刻表に載っていない臨時列車が運行される場合もある。
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武蔵野線 205系
2006年5月4日 東川口駅
205系は、モーターの制御方式として、201系のチョッパ制御に代えて界磁添加励磁制御を採用することで、省エネルギー効果は201系より優れている。
武蔵野線 205系
2006年8月16日 新松戸駅 撮影:こぱふぅ
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南武線

南武線 205系
2015年3月20日 西府駅 撮影:こぱふぅ
南武線には、民営化後の1989年(昭和64年)から導入が始まった。使用路線によってラインカラーや前面スタイルが異なる。黄色・オレンジ・茶色の3色は、旧型国電の茶色、黄色に決まる前に最も多かったオレンジ色という歴代の車両のカラーに由来している。
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南武線 205系
2013年9月7日 西府駅 撮影:こぱふぅ
205系の車体は軽量ステンレス製で、塗装が不要なためメンテナンスが大きく軽減されたほか、界磁添加磁制御の採用により比較的簡単な機器構成で、電力回生ブレーキの装備が可能となった。
南武線 205系の大きな写真大きな写真
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南武線 205系
2003年2月24日 川崎駅 パパぱふぅ
南武線は、川崎駅と立川駅の間45.0km、29駅(後述の南部支線、尻手短絡線を含む)を結ぶJR東日本の鉄道路線である。
1920年(大正9年)3月に設立された南部鉄道が開業したもので、1929年(昭和4年)に全線が開通した。1930年代、工場が進出し、沿線の人口は急増。軍需産業が集中している重要路線であったため、1944年(昭和19年)4月に国有化された。
南武線 205系
2000年5月4日 鹿島田駅 パパぱふぅ
2015年(平成27年)12月6日、インドネシアに譲渡する南武線205系の最終運行で、こんな車内アナウンスが流し、話題になった。

ただいまご乗車いただいておりますこの車両は、本日をもちまして南武線の営業運転から引退し、今後はインドネシア・ジャカルタに渡り、走り続けることとなります。まもなく終点の武蔵中原です。電車をお降りの際は、お忘れ物のございませんように、また、この電車との思い出もお持ち帰り頂けたら幸いでございます。

南武支線

南武支線 205系
2003年2月24日 尻手駅 ままぱふぅ
南武支線の車両は本線と同じ205系だが、ラインカラーはクリーム色・緑・黄色」の3色。こちらも過去の電車のカラーを受け継いでいる。また、ワンマン運転用2両編成に改造されている。
南武支線(通称:浜川崎線)は、尻手駅から浜川崎駅までの4.1km区間である。

山手線

山手線 205系
2000年12月10日 JR東京駅
山手線には、1985年(昭和60年)から導入が始まった。
山手線 205系
2000年12月10日 JR東京駅
山手線への自動列車制御装置「D-ATC(デジタルATC)」導入にともない、これに対応していない205系は2005年(平成17年)4月に引退した。

横浜線

横浜線 205系
2006年8月15日 桜木町駅
横浜線には1988年(昭和63年)に導入された。
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横浜線 205系
2006年8月15日 桜木町駅
首都圏では南武線以外に、山手線、埼京線、京葉線、武蔵野線、鶴見線、横浜線、根岸線、八高線、相模線、川越線などで利用されており、JR東日本の主力車両の1つとなっている。
横浜線 205系の大きな写真大きな写真
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横浜線 205系
2006年5月3日 八王子駅
JR東日本は、南武線で使用していた205系車両120両を、2015年(平成27年)4月下旬からインドネシアのジャカルタ首都圏鉄道に譲渡してゆく。
2013年(平成25年)から埼京線・横浜線で使用した205系のジャカルタ首都圏鉄道への譲渡を行っており、これまでに計356両がインドネシアに渡った。
今回は車両の譲渡に加え、乗務員による車両の点検・整備に関する支援も初めて実施したという。
横浜線 205系
2011年12月11日 八王子駅 撮影:こぱふぅ
横浜線 205系の大きな写真大きな写真
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埼京線

埼京線 205系
2014年2月1日 中浦和駅 撮影:こぱふぅ
埼京線には、103系の置き換えとして、1989年(平成元年)7月から導入が始まった。りんかい線へも乗り入れている。
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埼京線 205系
2014年2月1日 中浦和駅 撮影:こぱふぅ
2013年(平成25年)6月にE233系7000番台が導入されたことから、2014年(平成26年)2月28日に定期運行から退くことになった。
この日は引退ヘッドマークを掲げた車両が運行していた。
埼京線 205系の大きな写真大きな写真
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埼京線 205系
2014年2月8日 撮影:こぱふぅ
2014年(平成26年)2月8日、東京都心の積雪は20センチを超え、20年ぶりの大雪となった。
埼京線 205系の大きな写真大きな写真
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埼京線 205系
2006年8月12日 新宿駅 撮影:こぱふぅ
車内の快適性向上のため、マイコン式温度調整装置が導入されている。
埼京線 205系の大きな写真大きな写真
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京葉線

京葉線 205系
2002年1月7日 東京駅
京葉線には1990年(平成2年)3月から導入が始まった。最高時速110キロ対応になっている(他の205系は100キロまで)。

相模線

相模線 205系500番台
2006年10月14日 八王子駅
相模線には、1991年(平成3年)3月16日の全線電化開業と500番台が同時に投入された。ラインカラーは、相模川をイメージした色(水色の濃淡)で、車体の帯は2色になっている。

前面デザインが、他の205系と大きく異なっている他、ドアスイッチを設置している。
相模線 205系500番台の大きな写真大きな写真
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相模線 205系500番台
2012年8月4日 橋下駅 撮影:こぱふぅ
運転台にはモニタ装置が搭載されている。導入当初は、装置本体はFC-9801という、PC-9800シリーズ(NEC製の国民機)の組み込みシステム向け仕様パソコンで、CRTディスプレイを使用しているというものだった。
相模線 205系500番台の大きな写真大きな写真
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八高線

八高線 205系3000番台
2006年12月23日 拝島駅 撮影:こぱふぅ
八高線には、2003年(平成15年)に3000番台が投入された。ドアスイッチの設置を伴う半自動ドアとドアチャイムを装備している。パンタグラフはシングルアーム式になっており、耐雪ブレーキを搭載している。
八高線 205系3000番台の大きな写真大きな写真
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八高線 205系3000番台
2006年5月4日 八王子駅 撮影:こぱふぅ
北八王子から
2006年12月23日 北八王子駅付近 撮影:こぱふぅ
八高線は単線だ。
北八王子からの大きな写真大きな写真
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日光線

日光線 205系600番台
2019年5月3日 文挟駅~下野大沢駅間 撮影:こぱふぅ
日光線には、2013年(平成25年)3月に600番台が投入された。4両編成で、車両のラインカラー帯は湘南色を配する。空気圧縮機には耐寒対策を実施、付帯する除湿装置にはヒータの追加がされた。
Y3編成は、2018年(平成30年)にジョイフルトレイン「いろは」に改造された。
日光線 205系600番台の大きな写真大きな写真
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マンガッタンライナー2

マンガッタンライナー2
2018年1月14日 本塩釜駅 写真:こぱふぅ
石ノ森萬画館(宮城県石巻市中瀬2-7)を中心に「萬画の国」として街づくりを推進する宮城県石巻市とJR東日本がコラボレーションし、2003年(平成15年)2月から仙石線で「マンガッタンライナー」の運行が始まった。
マンガッタンライナー2の大きな写真大きな写真
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マンガッタンライナー2
2018年1月14日 本塩釜駅 写真:こぱふぅ
2011年(平成23年)の東日本大震災により石巻方面への運行ができなくなっていたが、2015年(平成27年)5月30日に運転を再開。毎週日曜日に運行している。
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マンガッタンライナー2
2018年1月14日 本塩釜駅 写真:こぱふぅ
写真は、2008年(平成20年)9月13日から運行をはじめたマンガッタンライナー2で、ベースとなっているのは205系だ。
マンガッタンライナー2の大きな写真大きな写真
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マンガッタンライナー2
2018年1月14日 本塩釜駅 写真:こぱふぅ
4両編成で、各々の車両に、石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」「時代劇」「コメディ」「ヒーロー」とジャンルを分けてフルラッピングされている。
マンガッタンライナー2の大きな写真大きな写真
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参考サイト

205系 関連
(この項おわり)
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