![]() |
図解・地下鉄の科学 | ||
著者 | 川辺 謙一 | ||
出版社 | 講談社 | ||
サイズ | 新書 |
![]() ![]() |
|
発売日 | 2011年02月22日頃 | ||
価格 | 1,100円(税込) | ||
ISBN | 9784062577175 |
その一部では、トンネルどうしがまさにかすめるように交差している。間隔は最短でわずか11cm。(137ページ)
概要

地下鉄博物館
地下道やライフラインが複雑に絡み合う地下空間。地下鉄はそれらをくぐり抜けながら、残された場所を探すように、急勾配やカーブを繰り返しながら走っていく。その姿はまるで大都会のジェットコースター。トンネル建設には土木技術の粋が集められ、車両や軌道にも工夫が凝らされている。一般にはあまり知られていない地下鉄の高度な技術を豊富な図解を用いて解説する。
レビュー
圧巻なのは第4章「驚きの立体交差」。大手町駅や新宿三丁目駅など、複雑に絡み合う地下鉄ネットワークの様子を俯瞰図で図示する。新宿三丁目駅では、副都心線と都営新宿線のトンネルの隙間がわずか11センチしかないという。

また面白いのが、昔は銀座線の駅の方が地上より涼しかったという事実。地下鉄の本数が増えるに従って、徐々に地下鉄構内の方が蒸し暑くなっていった様子がよく分かる。

また面白いのが、昔は銀座線の駅の方が地上より涼しかったという事実。地下鉄の本数が増えるに従って、徐々に地下鉄構内の方が蒸し暑くなっていった様子がよく分かる。
(2011年10月21日 読了)
参考サイト
- 図解・地下鉄の科学:講談社
- 地下鉄博物館には日本初の地下鉄などが展示:ぱふぅ家のホームページ
- 『鉄道の音』(向谷 実,2009年03月)
- 『図解・地下鉄の科学』(川辺 謙一,2011年02月)
- 『機関車トーマスと英国鉄道遺産』(秋山岳志,2010年04月)
- 『鉄道と日本軍』(竹内正浩,2010年09月)
- 『地下鉄は誰のものか』(猪瀬直樹,2011年02月)
- 『鉄道と政治』(佐藤 信之,2021年04月)
(この項おわり)