西大山駅 JR最南端の駅

2008年7月30日 撮影
西大山駅から望む開聞岳
西大山駅(鹿児島県指宿市山川大山)はJR指宿枕崎線の駅のひとつで、本州最南端の駅である。
南南西には、薩摩富士の別名をもつ開聞岳 (かいもんだけ) (標高924メートル)が見える。
西大山駅から望む開聞岳の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 1337 Kbyte)
西大山駅
無人駅で、周囲には何もない。
有機肥料の強烈な香りが漂っていた(苦笑)。
2016年(平成28年)3月20日に再訪している。
西大山駅の大きな写真大きな写真
(1920×1447 ピクセル, 1080 Kbyte)
開聞岳 関連
西大山駅
西大山駅は1960年(昭和35年)3月に開業し、40年あまりにわたって「日本最南端の駅」の座にあった。
が、2003年(平成15年)8月に沖縄県に「ゆいレール」(沖縄都市モノレール線)が開業し、赤嶺駅(北緯26度11分36秒)にその地位を譲った。

写真の標識は、「“JRにおける”日本最南端の駅」と読み取った方がいいだろう。
西大山駅の大きな写真大きな写真
(1422×1920 ピクセル, 1124 Kbyte)
西大山駅
看板には「本土最南端の駅」と書かれている。
ゆいレールの開業に伴って看板を書き直したらしいのだが、「沖縄は本土ではないのか」という意見が出ている。看板を字義通りに解釈すると、「(本土)最北端の駅=稚内」「(本土)最東端の駅=根室」であり、赤嶺駅は「本土の駅ではない」と解釈できてしまうのだ。
西大山駅の大きな写真大きな写真
(1920×1361 ピクセル, 804 Kbyte)
いろいろ事情はあったのだろうが、その場しのぎの仕事は不味かった。
西大山駅
西大山駅の1日の乗降客数は33人(2006年)――「本土最南端の駅」の文言を気にする人はわずかしかいないだろうし、それを書き換えるコストは惜しいのかもしれない。
列車の本数も1日16往復しかない。
西大山駅の大きな写真大きな写真
(1920×1074 ピクセル, 673 Kbyte)
西大山駅
たまたま、16時34分発の指宿行の列車が入線した。
西大山駅の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 937 Kbyte)
鉄道で訪れるのは大変である。
停車時間はほとんど無いので、ここで降りて撮影などしようものなら、次の列車まで3時間近く待たなければならない。

ドライブ・コース

タクシーをチャーターし、JR薩摩今和泉駅から池田湖を経由してJR山川駅へ向かった。距離にして約40km、3時間の観光ドライブである。
途中、島津今和泉家墓所開聞岳JR西大山駅長崎鼻パーキングガーデンなどに立ち寄った。

周辺地図

近隣の情報

(この項おわり)
header