清水寺は奈良時代に開山

2013年8月26日 撮影
本堂 - 清水寺
本堂
清水寺(京都府京都市東山区清水1丁目294)は、音羽山の中腹に30近い堂塔伽藍が並ぶ。
清水の舞台で知られる本堂は、1633年(寛永10年)に徳川家光によって再建されたもので、国宝に指定されている。
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本堂 - 清水寺
本堂
1994年(平成6年)12月、世界文化遺産に登録された。
奈良時代末期の778年(宝亀9年)、延鎮 (えんちん) が開山し、798年(延暦17年)に坂上田村麻呂 (さかのうえたむらまろ) が仏殿を建立したと伝えられている。
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物見櫓 - 吉野ヶ里歴史公園
吉野ヶ里歴史公園
本堂の舞台は、縦に並ぶ太い柱と、柱同士を横に結ぶ (ぬき) だけで構成されており、釘や (かすがい) は使われていない。この構造が揺れることで、地震に耐える免震構造になっている。
これは、縄文時代の吉野ヶ里遺跡 (よしのがりいせき) (佐賀県)や三内丸山遺跡 (さんないまるやまいせき) (青森県)に遡ることができる、わが国固有の建築工法である。
大型掘立柱建物跡 - 三内丸山遺跡
三内丸山遺跡
京都の夕暮れ - 清水寺
京都の夕暮れ
現在の建物の多くは、1631年(寛永8年)から1633年にかけ、徳川家光の寄進によって再建されたものだ。
音羽山は標高242メートルあり、その中腹にある本堂から望む京都の夕暮れは絶景である。
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仁王門 - 清水寺
仁王門
仁王門は室町時代に建造され、鮮やかな丹塗りのため「赤門」とも呼ばれている。
応仁の乱で消失したが、15世紀に再建され、国の重要文化財に指定されている。
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轟門 - 清水寺
轟門
轟門 (とどろきもん) は、1631~1633年に再建されたもので、ここを通って本堂へ向かう。国の重要文化財に指定されている。
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清水寺
轟門の入口には、水が流れていないのに轟橋という橋が架かっている。ご本尊が祀られている最も神聖な本堂と世俗を区切るための橋である。
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西門と三重の塔 - 清水寺
西門と三重の塔
手前の西門 (さいもん) は、丹塗りの柱には極彩色の文様が描かれ、金箔飾り、彫刻が華やかな桃山時代の様式美を伝える。現在の建物は1631年(寛永8年)に再建されたものである。
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清水寺
西門と同様に絢爛豪華な建築美を見せているのが三重塔は、平安時代初期の847年(承和14年)に創建され、1632年(寛永9年)に再建された。三重塔としては日本最大級の高さ約31メートルを誇る。いずれも国の重要文化財に指定されている。
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参道 - 清水寺
参道
2015年(平成27年)2月、塗り替え工事がほぼ終わり、丹塗り (にぬり) の鮮やかな朱色がよみがえった。

清水寺の参道には、清水寺門前会の店が並ぶ。
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2013年(平成25年)11月、京都市は大規模地震などの災害発生時に多くの観光客が帰宅困難になることを想定し、清水寺などを一時的な避難場所や滞在場所として提供してもらう協定を、各施設などと結んだ。
清水寺 関連

交通アクセス

【JR京都駅から】
  • 京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分
  • 京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで東山五条下車、徒歩10分
【阪急電鉄「河原町駅」(四条河原町)・京阪電鉄「祇園四条駅」から】
  • 京都市交通局(市バス)207系統・東福寺・九条車庫ゆきで清水道下車、徒歩10分
  • 京阪バス83・85・87・88・88系統などで、清水道または五条坂下車、徒歩10分
【京阪電鉄「清水五条駅」から】
  • 徒歩約25分
【京阪電鉄「七条駅」から】
  • 京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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