山梨県立リニア見学センターで超電導リニア L0系を見る

2016年3月12日 撮影
山梨県立リニア見学センター
山梨県立リニア見学センター(山梨県都留市小形山2381)では、山梨リニア実験線において、新型リニア車両L0系を使った走行試験を見学することができる。
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笛吹市と上野原市を結ぶ総延長42.8kmの山梨リニア実験線は、2027年(令和9年)に東京~名古屋間の開業を予定しているリニア中央新幹線の一部となる
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山梨県立リニア見学センター
山梨県立リニア見学センター「わくわくやまなし館」は、山梨リニア実験線の走行試験の開始に合わせ、1997年(平成9年)4月に開館した山梨県立の博物館型見学施設である。

現在、走行実験している L0系は2012年(平成24年)12月に完成した超電導リニアの車両である。最初は5両編成で、2014年(平成26年)4月17日、7両編成で590km/hの最高速度を達成した。2014年(平成26年)6月から12両編成での試験走行を行い、その後再び7両編成に戻して試験走行を継続している。
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3階の展望室から、走行試験をしている超電導リニアを見学することができる。
また、リニアモーターカーの模型と、「走行表示モニター」に現在走行しているリニアの速度と位置を表示している。
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L0系の先頭車両の長さは28mで、そのうち15mがノーズ部分となっている。先頭車両の定員は24名。中間車両の長さは24.3mで、定員68名。

列車の連結部分の台車に取り付けた超電導磁石は、ニオブチタン合金を使用し、氷点下269度の液体ヘリウムに漬けて安定した超電導状態を維持している。
超電導リニアは、この超電導磁石を搭載し、ガイドウェイに取り付けられた地上コイルとの磁気相互力により10cmほど浮上して走行する。
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どきどきリニア館」は2014年(平成26年)4月に開館した。

1階では、2003年(平成15年)に最高速度581km/hを記録した試験車両(MLX01-2)の実物や、50年にわたるリニア開発の歴史を歴代リニア車両の模型とともに年表で展示している。
2階では、2人乗りのミニリニアで浮上走行を体験したり、超電導リニアの技術や超電導の特性を体験装置や超電導コースターでわかりやすく紹介している。
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超伝導物質を貼り付けた電車模型が、マイスナー効果によって宙に浮いている。
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3階には、リニア中央新幹線開通後の山梨を舞台にした大型ジオラマがあり、毎時3回の上映を行っている。
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また、時速500㎞の走行を映像と振動で体感できるリニアシアターは毎時5回の上映を行っている。
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500km/hで走行するL0系は、あっという間に展望室の前を通過していく。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR中央線「大月駅」下車、駅前バス停よりリニア見学センター行路線バスにて15分
  • 富士急行線「禾生駅」下車、徒歩約30分
【自動車】
  • 中央自動車道「都留I.C.」から約6km
  • 中央自動車道「大月I.C.」から約6.5km
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出発地の最寄駅:

目的地:山梨県立リニア見学センター
リニアモーターカー 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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