ダイヤモンド・ヘッド登山

2018年6月23日 撮影
ダイヤモンド・ヘッド
ワイキキ沖から
ダイヤモンド・ヘッド(Diamond Head)は、ハワイ・オアフ島にある死火山で、ハワイ語で「レアヒ」(マグロの額)という。標高232メートル。
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ダイヤモンド・ヘッド
カピオラニ公園から
ダイヤモンド・ヘッドは、約30万年前に起きた一度の海中噴火で形成されたと考えられている。
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ダイヤモンド・ヘッド
カピオラニ公園から
海中でマグマが微粒子となり吹き上げられ、空気中で結合して凝灰岩となり、ダイヤモンド・ヘッドの火口丘を形成した。火口の直径は1キロメートルにも及ぶ。1968年(昭和43年)、国の自然史跡に指定された。

頂上には展望台があり、そこへ向けて出かけることにする。
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ダイヤモンド・ヘッド
JTBの `OLI`OLIウォーカー・トロリーバスに乗り、ワイキキから約25分で、ダイヤモンド・ヘッドのクレーター内にあるバス停へ向かう。
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ダイヤモンド・ヘッド
バス停から徒歩でダイアモンド・ヘッド・パークへ。ゲートで入山料1ドルを払う。係員のおじさんが、日本語のパンフレットを渡してくれた。自動車は5ドル(駐車場あり)。下山の時間を考え、15時30分までに入ろう。
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ダイヤモンド・ヘッド
頂上にある観察所まで1.7キロメートル。高低差は171メートル。約45分の行程。途中にトイレはないので、ここで用を済ませておこう。
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ダイヤモンド・ヘッド
岩山で階段も多い。登山靴を用意するほどではないが、履き慣れたスニーカーで行こう。サンダルは不可。十分な飲み水と、日陰がないので帽子と日焼け止めも必須。午前中の方が日射しが弱い。

最初は、なだらかな上り坂が続く。
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ダイヤモンド・ヘッド
だんだん険しくなってくる。
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ダイヤモンド・ヘッド
間もなく、74段のコンクリート階段があり、見上げるとトンネルの入口が見える。このトンネルが結構長く、立ち止まる場所がないので、階段の手前の展望台で息を整えておこう。

とても狭いトンネルで、向こうから巨大なアメリカ人がやって来たら、"Excuse me." と言って擦れ違えば、身体が多少触れてもOK。
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ダイヤモンド・ヘッド
トンネルを抜けると、観察所が見えてくる。ただし、その手前に99段の階段が控えている。心臓破りである。

じつはトンネルよりかなり手前で、汗だくだく、息を切らしながら登っていたところ、下山してくる年長のアメリカ人が、この先にベンチがあるからそこで休むといいと教えてくれた。当山客は万国共通で紳士です😀
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ダイヤモンド・ヘッド
40分ほどで観察所に到着。ワイキキ・ビーチを一望にできる。
観察所は狭く、登山客でごった返しており、早々に下山モードへ。
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ダイヤモンド・ヘッド
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ダイヤモンド・ヘッド
少し下ったところに展望台があり、観察所より眺めがいい。ワイキキ・ビーチとは反対側、マウナルア湾のエメラルドグリーンの海が広がる。
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ダイヤモンド・ヘッド
正面にはクイ・チャンネルが見える。
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ダイヤモンド・ヘッド灯台
眼下にダイヤモンド・ヘッド灯台が見える。1878年(明治11年)に最初の灯台が建てられ、現在のものは1917年(大正6年)に建てられた高さ45メートルの鉄筋コンクリート製。光源は100ワット。
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1899年(明治32年)にフランスから購入した貴重なフレネレンズを用いており、1980年(昭和55年)、国の歴史的建造物に指定された。
掩蔽壕 - ダイヤモンド・ヘッド
観察所と展望台の間にある掩蔽壕 (えんぺいごう) 。1915年(大正4年)に建設され、人や物資を敵の攻撃から守る設備である。火口沿いに何カ所か設置されており、"KEEPOFF" と書かれたものは、現在でも緊急時のヘリポートとして利用されるという。
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掩蔽壕 - ダイヤモンド・ヘッド
掩蔽壕の内部。
ココヘッドからワイアナエまでを一望できるダイヤモンド・ヘッドは沿岸貿易に理想的な場所で、1904年(明治37年)、連邦政府に買い上げられ、軍用地に指定された。1910年(明治43年)から長距離砲台が5門設置され、太平洋に睨みをきかせた。
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ダイヤモンド・ヘッド
歳をとると、下山の方が怖い。なにしろ階段が多いので、転んだりしたら大事である。救急電話は 911

公園に戻ってきたら、売店へ直行。
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ダイヤモンド・ヘッド
かき氷をゲット。ピンク色をしているが、イチゴ味ではなくメロン味。
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ダイヤモンド・ヘッド
園内には木陰とベンチがあり、ひと休み。
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ハイビスカス - ダイヤモンド・ヘッド
ハイビスカス(Hibiscus)は、ハワイ語でAloalo (アロアロ) と呼び、神様へ捧げる花とされている。ハワイの州花でもある。
ハイビスカスをプリントしたアロハシャツは、土産物として多く出回っているが、Tシャツの種類が少ないのが残念である。

ベンチでかき氷にパクついていると、日本では見かけない、派手めの小鳥が寄ってきた。ヒトを怖がらない。

下の写真は、公園から火口壁を写したところ。右側の最も高い部分に観察所がある。
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ダイヤモンド・ヘッド
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近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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