黒薙温泉は黒部峡谷の秘湯

2021年5月3日 撮影
黒薙温泉旅館 - 黒薙温泉
黒薙温泉旅館
黒薙温泉 (くろなぎおんせん) は、黒部川支流の黒薙川に面した秘湯である。泉質は弱アルカリ性単純温泉で、写真の黒薙温泉旅館(富山県黒部市宇奈月町黒薙)は明治末期に建てられた、黒部峡谷で最も古い温泉旅館である。
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黒薙駅 - 黒薙温泉
黒薙駅
笹平駅から黒薙駅 (くろなぎえき) を見たところ。
黒薙駅は、1927年(昭和2年)、日本電力専用鉄道の駅として開業した。1953年(昭和28年)11月、関西電力により旅客運行がはじまった。当初の駅名は後曳駅 (あとびきえき) だったが、その後、黒薙駅に改称した。
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後曳橋 - 黒薙温泉
後曳橋
黒薙駅の一部は、黒薙川に架かる後曳橋 (あとびきばし) の上にある。1面1線ですれ違いができない。
ここから上流の欅平駅 (けやきだいらえき) までは、中部山岳国立公園の特別地域となっている。
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黒薙温泉
黒薙温泉
黒薙駅から黒薙温泉までは徒歩で上る。途中、後曳橋を見下ろしたところ。
黒薙温泉の大きな写真大きな写真
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黒薙温泉
黒薙温泉
秘境と呼ぶに相応しい道が続く――。
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黒薙温泉
黒薙温泉
黒薙温泉は、1645年(寛永22年)、薬師如来のお告げを受けた音沢村の住人・太郎左衛門によって発見されたと伝えられている。

このような秘境にありながら、医者や薬が必要ないといわれるほどの名湯として知られ、多くの人々が湯治に訪れたという。

黒薙温泉旅館の営業は、黒部峡谷トロッコ電車が運行しているシーズンのみ。日本郵便から交通困難地の指定を受けており、郵便物は届かない。携帯電話は、2016年(平成28年)になり、ようやくNTTドコモのエリアになった。
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黒薙温泉
黒薙温泉
黒薙温泉旅館には、湯呑場があり、温泉を飲むことができる。温泉コーヒーはまろやかな味で、硫黄の匂いも気にならない。

湯船は、男女別の内湯(原泉100%)と、宿から3分ほど上流に歩いた混浴の露天風呂がある。

7月下旬から8月にかけて血を吸うアブが発生するため、天候が良くても入浴ができないことがある。(前回、トロッコ電車に乗ったときには、このため訪問できなかった。)
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黒薙温泉
露天風呂
露天風呂にはテントの更衣室が併設されている。
また、下流の高台には女性専用の露天風呂「天女の湯」がある。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 黒部峡谷鉄道トロッコ電車「黒薙駅」下車、山道を約20分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:黒薙温泉
黒部峡谷鉄道 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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