穴地獄ではチャツボミゴケが群生

2023年7月16日 撮影
穴地獄(チャツボミゴケ公園)
穴地獄(チャツボミゴケ公園)
穴地獄(群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3)は、国の天然記念物に指定されているチャボミゴケが群生しており、チャツボミゴケ公園と呼ばれる。冬季(12月~4月下旬)は閉園する。
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穴地獄(チャツボミゴケ公園)
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この場所は、草津白根山の噴火で生じたすり鉢状の穴であるところから、穴地獄と呼ばれる。穴から鉱泉が湧き出しており、水温は30℃以下だが、鉄イオン、硫酸イオン、塩化物イオンを多く含むため、pH値は2.0~4.6と強酸性を示す。
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穴地獄(チャツボミゴケ公園)
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多くの動植物にとっては過酷な環境であるが、鉄イオンを使ってエネルギーを得るチャツボミゴケと鉄バクテリアは生息が可能で、代謝過程で鉄鉱を作り、その死骸が沈殿することで褐鉄鉱 (かってこう) の鉱床ができ、1万年ほど続き、群馬鉄山ができあがった。
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穴地獄は群馬鉄山の最上部に位置する。

戦時中の金属資源不足解消のために、群馬鉄山の開発計画が立ち上がった。
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穴地獄(チャツボミゴケ公園)
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1945年(昭和20年)に鉄道省が長野原駅から太子駅 (おおしえき) までに専用鉄道を敷設し、採掘がはじまった。

鉱床の規模は予想外に大きく、外国産鉄鉱石の輸入が再開となってからもしばらくの間、露天掘りにより採掘が1965年(昭和40年)まで続いた。
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交通アクセス

【自動車】
  • 関越道「渋川伊香保IC」より国道17・353・145・292号経由で草津温泉方面へ1時間30分
  • 上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」より国道146号で長野原へ、国道145号「新須川橋交差点」左折、国道292号へ約1時間45分

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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