SLやまぐち号はD51が牽引

1979年8月1日に運転開始
SLやまぐち号 D51形蒸気機関車
2020年1月1日 長門峡駅~渡川駅間 写真:こぱふぅ
SLやまぐち号は、1979年(昭和54年)8月1日に運転をはじめたJR西日本の臨時快速列車である。蒸気機関車によって運行されており、C57 1と、2017年(平成29年)に復帰したD51 200によって運行されている。この日走っていたのは D51 200 の方だ。
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SLやまぐち号 D51形蒸気機関車
2020年1月1日 宮野駅~仁保駅間 写真:こぱふぅ
D51形蒸気機関車は、1940年(昭和15年)にデビューしたテンダー式蒸気機関車で、「デゴイチ」の愛称で呼ばれる。

単一形式としては日本で最も量産された蒸気機関車で、総生産両数は1,115両を誇る。これは、ディーゼル機関車や電気機関車などを含めた機関車の単一生産両数では日本最大の記録となっており、2007年(平成19年)現在、破られていない。

当初は貨物用として製造されたが、旅客列車も牽引する。
その後、重油併燃装置を付加、集煙装置の改良を重ね、煙突後ろのドーム(砂箱と蒸気溜めが入っている)を長く伸ばしたタイプは特に「ナメクジ」と呼ばれた。
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SLやまぐち号 D51形蒸気機関車
2020年1月1日 駅 写真:こぱふぅ
D51 200 は、1938年(昭和13年)9月30日に落成した。当初は稲沢機関区に配属され、米原機関区に在籍中の1945年(昭和20年)7月29日には連合軍の艦砲射撃を受け被災。修理を受けて、戦後も活躍した。
1972年(昭和47年)10月、引退し、梅小路蒸気機関車館で動態展示された。
なお、国鉄で蒸気機関車による定期旅客列車の運転が終了したのは1975年(昭和50年)12月14日のことである。

SLやまぐち号 として客車を牽引していた C56 160 の代替として、2017年(平成29年)7月に山口線に復帰した。現役時代と同等性能を発揮し、最高運転速度85km/hで走行できるよう、大規模修繕が行われた。
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SLやまぐち号 D51形蒸気機関車
2020年1月1日 駅 写真:こぱふぅ
正月三が日には、太皷谷稲成神社 (たいこだにいなりじんじゃ) への参詣の便を図った初詣列車「SL津和野稲成号」として運転される。ヘッドマークが掲示されている。
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SLやまぐち号 D51形蒸気機関車
2020年1月1日 徳佐駅~船平山駅間 写真:こぱふぅ
2017年(平成29年)9月から、専用客車として35計5両編成が連結されている。
1920年代から30年代にかけて国鉄を走っていたマイテ49形・オハ35形・オハ31形を模して、新たに製造された客車だ。
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D51 関連

ぱふぅ家が出会った D51形蒸気機関車

参考サイト

(この項おわり)
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