神谷バーのデンキブラン

2010年8月17日 撮影
神谷バー
神谷バー(東京都台東区浅草1丁目1番1号)は、デンキブランという名前のカクテルを出す店として有名だ。
営業時間は11時30分から22時まで。毎週火曜日が定休日。
神谷バーの大きな写真大きな写真
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1880年(明治13年)4月、東京府浅草区花川戸町(現・東京都台東区浅草)に、郷里の三河にちなんで神谷傅兵衛が「みかはや銘酒店」を開業したのが始まり。当初は濁り酒を販売していた。1882年(明治15年)には速成ブランデー(現在の電気ブラン)の製造販売を開始した。

1912年(明治45年)4月10日、店舗内部を西洋風にして屋号を「神谷バー」と改めた。現在の神谷ビルが建築されたのは1921年(大正10年)のことである。

デンキブランは、カクテルのベースになっているブランデー(ブラン)と、ジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされたお酒。その配合比率は秘伝とされている。
現在はアルコール度数30度と40度の2種類が販売されており、これでも十分に強いのだが、登場当初は45度もあったというから凄い。飲んだときに舌が痺れる有様を、明治の時代には珍しかった電気に重ね、この名前が付けられたという。

1杯260円のデンキブランを注文すると、口直しの氷水のグラスと共に運ばれてくる。つまみ物もリーズナブルな値段のものばかり。だが、普通の人は2杯でやめておいた方がよい。
作家の太宰治が「人間失格」の中で
酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはないと保証し
と書いているほどである。
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(この項おわり)
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