別府温泉は源泉数、湧出量とも日本一

2016年3月16日 撮影
みゆき坂 - 別府温泉
別府温泉(大分県別府市)は、別府市内に数百ある温泉の総称で、源泉数、湧出量とも日本一を誇る。
歴史の異なる8カ所の温泉郷を別府八湯 (べっぷはっとう) とも呼ぶ。なかでも柴石 (しばせき) 温泉は、895年(寛平7年)に醍醐天皇、1044年(長久5年)に後冷泉天皇が入湯したと言われるほど古い歴史を有する。

写真は、鉄輪温泉 (かんなわおんせん) にあるみゆき坂。石畳の坂が昔ながらの情緒を感じさせる。
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海地獄 - 別府温泉
鉄輪温泉は、別府地獄めぐりの中心であり、あちらこちらから湯煙が立ち上る景観は国の重要文化的景観に選ばれている。
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海地獄 - 別府温泉
別府地獄のなかでも最大の海地獄は、硫酸鉄が溶け込み、コバルトブルーに染まっている。涼しげに見えるが、その温度は98℃に達する。2009年(平成21年)、別府の地獄として国の名勝に指定された。
園内では、温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性スイレンを栽培している。また、卵を入れた竹籠を青い地獄の湯に浸けて茹でた温泉卵が名物だ。

1200年(正治2年)前、鶴見岳の爆発によって誕生したと考えられている。
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かまど地獄 - 別府温泉
かまど地獄は、古来より氏神の竈門八幡宮 (かまどはちまんぐう) の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていたことから、この名が付いた。1丁目~6丁目まであり、さまざまな湯の池を見ることができる。

写真は5丁目で、湯の色がグリーンやブルーに変化するという。
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かまど地獄 - 別府温泉
こちらはは6丁目。地下にある岩盤が熱で溶け出し、水分も少なく、まるで地獄のようにボッコボッコと噴き出す。
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かまど地獄 - 別府温泉
4丁目も、粘土が溶け出したもの。酸化鉄の赤色ではない。
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別府駅 - 別府温泉
別府駅前には、奇抜のポーズをとる「ピカピカのおじさん」のブロンズ像がある。
「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のキャッチフレーズのもと、別府市の観光開発に尽力し、湯布院の礎を築いた油屋熊八 (あぶらやくまはち) 、その人である。

油屋熊八は、富士山山頂付近にキャッチフレーズを刻んだ標柱を立てたり、建設の予定がない場所に「別府温泉 亀の井ホテル建設予定地」の立て看板を立てるなど、全国各地に別府を宣伝した。その費用は、すべて熊八個人の私財と借財でまかなわれた。
2007年(平成19年)、その偉業をたたえ、このブロンズ像が建てられた。
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交通アクセス

【鉄道】
  • JR別府駅西口から亀の井バス
【自動車】
  • 大分自動車道「別府I.C.」から約5分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:鉄輪温泉
別府温泉 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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