みょうばん・湯の里では「薬用 湯の花」を製造販売

2023年8月3日 撮影
みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里(大分県別府市明礬温泉6組)は、天然薬用入浴剤の湯の花の製造地として有名な明礬温泉 (みょうばんおんせん) にあり、その湯の花の効能と同じ、健康促進・美容効果があるという。硫黄分が多く含まれており、アトピー等の皮膚病に効くとされている。
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みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里
売店では、天然の入浴剤「薬用 湯の花」をはじめ、その成分を配合したオリジナルの温泉(スパ)・コスメ、大分の名産・特産品などを取りそろえて販売している。
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みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里
1664年(寛文4年)に、肥後国八代(現在の熊本県八代市)出身の浪人、渡辺五郎右衛門が、照湯の湯の花からミョウバンの製造に成功した。しかし、中国から安価なミョウバンが湯入されるようになり、経営的に立ちゆかなくなった。
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みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里
1725年(享保10年)にミョウバンづくりに挑んだ脇屋儀助 (わきや よしすけ) は、大坂商人らとともに中国産ミョウバンの輸入禁止願いを申請するとともに、品質検査によって輸入品より高品質であることを証明した。
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みょうばん・湯の里
みょうばん・湯の里
1970年(昭和45年)に幕府はミョウバンの輸入を禁止し、1734年(享保19年)にはミョウバン専売会社の設置を認めた。みょうばん・湯の里の操業である。
ミョウバンは、薬、染料、鍛冶溶接、絵画など様々な用途に利用され、儀助らは年間1千両の収益を上げたという。
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明治期以降は国際競争にさらされ国産ミョウバンは姿を消したが、薬用 湯の花の製造技術は2006年(平成18年)3月に国の重要無形民俗文化財に指定され、茅葺き屋根の湯の花小屋で製造工程を無料で見学できる。
また、湯の花小屋を模した4棟のわらぶき屋根の建物には、家族や仲間だけで楽しめる家族湯がある。
十文字原展望台
十文字原展望台
明礬温泉は標高350メートルと、別府八湯温泉道 (べっぷはっとうおんせんどう) の最も高い場所にあり、眺めが素晴らしい。写真は、近くにある十文字原展望台(別府市大字野田字池ノツル1200)から別府市街を望む。
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交通アクセス

【バス】
  • 別府駅から亀の井バス「APU大学行き」に乗り、「地蔵湯前」で下車し、徒歩約3分
【自動車】
  • 九州横断自動車道「別府I.C.」より約6分
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出発地の最寄駅:

目的地:
明礬温泉 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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