竹瓦温泉は別府温泉のシンボル

2022年8月13日 撮影
竹瓦温泉
竹瓦温泉 (たけがわらおんせん) (大分県別府市元町16番23号)は、別府市営の共同温泉。1879年(明治12年)に創業した当時は竹屋根葺きだったが、1938年(昭和13年)に改築するときに瓦葺きにしたことから、この名が付いた。別府温泉のシンボル的存在である。
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竹瓦温泉
2004年(平成16年)に国の登録有形文化財に、2009年(平成21年)に近代化産業遺産に認定された。

正面の屋根は唐破風造 (からはふづくり) で、これに入母屋造や寄棟造の屋根や裳階が組み合わされ、複雑な表情を見せる壮麗で大規模な木造2階建ての建物である。
天井の高いロビーは昭和初期の雰囲気を残しており、湯上りにくつろげるスペースとなっている。
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竹瓦温泉
2階は90畳の大広間で、かつては湯治客の休憩室として使用されていたが、現在は公民館になっている。
名物の砂湯では、浴衣を着て砂の上に横たわると、砂かけさんが温泉で暖められた砂をかけてくれる。
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竹瓦温泉
開業当初は、海岸近くに湧き出していた温泉を楽しむために、地元の漁師が簡素な小屋を建てたものであったという。まもなく温泉の効能が評判になり、湯治客が大勢訪れるようになり、2階建ての大きな建物になった。
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竹瓦温泉
正面には、レトロな丸型ポストが設置されている。

泉質は、男湯がナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)、女湯がナトリウム−炭酸水素塩泉(炭酸水素塩泉)、砂湯がナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩泉・塩化物泉(炭酸水素塩泉)。
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竹瓦温泉
隣接する風俗店との間は、なかなか雰囲気のある路地になっている。

なお、竹瓦温泉の正面から流川通り(大分県道52号別府庄内線)を南北に結ぶ長さ約60メートル、幅約3メートルの竹瓦小路 (たけがわらこうじ) は、1921年(大正10年)12月に完成した、現存する日本最古のアーケード街である。
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交通アクセス

【鉄道】
  • 別府駅から徒歩約10分
【バス】
  • 別府駅東口から約5分、「流川ゆめタウン前」下車
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出発地の最寄駅:

目的地:竹瓦温泉
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参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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