熊本駅は熊本城の石垣をイメージ

熊本駅（熊本県熊本市西区春日三丁目）は、JR九州およびJR貨物の駅で、九州新幹線をはじめ、特急列車や観光列車など全旅客列車が停車するターミナル駅である。熊本市交通局の熊本駅前停留場が隣接する。

写真の白川口（東口）駅舎は1958年（昭和33年）に建築されたもの。

2018年（平成30年）3月に熊本駅は高架線に切り替わり、2019年（平成31年）3月には、安藤忠雄がデザインした新駅舎が完成した。

熊本城の石垣をイメージしており、幅240メートル、高さ最大12メートルのグレーの外壁からなる。

在来線は2面6線で鹿児島本線と豊肥本線が、九州新幹線は2面4線がある。新幹線ホームは8両編成に対応しているが、16両まで延伸可能な構造になっている。

夜になると、幻想的な風景が広がる。

豊肥本線 （ほうひほんせん） は、阿蘇カルデラの中を横切って九州中部を横断し、熊本駅から大分駅までの148.0kmを結び、37駅ある。

1928年（昭和3年）に全通。2016年（平成28年）4月の熊本地震で人体な被害を被ったが、2020年（令和2年）8月に全線で運転を再開した。

鹿児島本線は、門司港駅から八代駅までと、川内駅から鹿児島駅までの232.3＋49.3kmを結び、102駅ある。

1階のベンチにくまモンが座っている。

くまモンは2010年（平成22年）に登場した熊本県のPRキャラクターで、ゆるキャラグランプリ2011で優勝した。

1階には畳が敷かれたベンチもあり、畳縁にくまモンが縫い込まれている。

熊本駅は、1981年（昭和56年）7月に九州鉄道の駅として開業。1907年（明治40年）7月、九州鉄道が国有化される。
2002年（平成14年）、1回改札口に自動改札機を設置したが、これは熊本県内初だった。2012年（平成24年）にSUGOCAに対応。
2009年（平成21年）3月、東京駅へ向かう寝台特急はやぶさの運行が終了した。
2011年（平成23年）3月12日、九州新幹線が全線開業した。

2016年（平成28年）3月、九州新幹線開業5周年を記念し、熊本駅はくまモン駅に改称した（9月まで）。くまモンが駅長に任命された。

漫画『クレヨンしんちゃん』（臼井儀人）に登場する野原みさえの出身地の熊本県、野原ひろしの出身地の秋田県、そして野原家がある埼玉県を結び、日本中が元気になるよう、2022年（令和4年）7月20日に家族都市プロジェクトがスタートした。

白川口の駅前広場には、熊本市電の熊本駅前がある、2面2線。
熊本地震を受けて耐久性が問題視され、2019年（平成31年）から2021年にかけて建て替えられた。