
能楽は、能と狂言の総称で、2008年(平成20年)、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。

能は14世紀頃に成立し、謡と囃子を伴奏にして、舞踊的な所作でストーリーが展開する歌舞劇だ。武士のたしなみとして、様式化された簡素な表現形式によって人の感情を繊細に表現する。
能は、江戸時代に入って様式が固定化されており、現代人には聞き取りにくい部分も多いが、この日は「県民のための能を知る会」ということで、公演後にシテによる説明と質疑応答があり、とても勉強になった。

狂言は一種の喜劇。能に比べて発音が現代的で聞き取りやすい。
1957年(昭和32年)、重要無形文化財に指定されている。

この日の能の演目は、狂言が「成上り」、能が「小鍛冶」。
小鍛治のストーリーは、高名な刀鍛冶である宗近のもとへ勅使が訪れ、新しく御剣を造れとの勅命を伝える。宗近が稲荷明神へ参詣すると、一人の童子(シテ)が現れ、古今東西の不思議な力を持つ剣の故事を語りだすというもの。

能は14世紀頃に成立し、謡と囃子を伴奏にして、舞踊的な所作でストーリーが展開する歌舞劇だ。武士のたしなみとして、様式化された簡素な表現形式によって人の感情を繊細に表現する。
能は、江戸時代に入って様式が固定化されており、現代人には聞き取りにくい部分も多いが、この日は「県民のための能を知る会」ということで、公演後にシテによる説明と質疑応答があり、とても勉強になった。

狂言は一種の喜劇。能に比べて発音が現代的で聞き取りやすい。
1957年(昭和32年)、重要無形文化財に指定されている。

この日の能の演目は、狂言が「成上り」、能が「小鍛冶」。
小鍛治のストーリーは、高名な刀鍛冶である宗近のもとへ勅使が訪れ、新しく御剣を造れとの勅命を伝える。宗近が稲荷明神へ参詣すると、一人の童子(シテ)が現れ、古今東西の不思議な力を持つ剣の故事を語りだすというもの。
日本刀「正宗」

※本阿彌光蓮氏所蔵(複写・転載はご遠慮下さい)
演目にちなみ、開演前には、足利時代より続く水戸本阿彌家の14代当主、本阿彌光蓮氏による日本刀の講演があった。鎌倉時代末期から南北朝時代初期に相模国鎌倉で活動した刀工、正宗の真剣を前に、興味深い話を聞くことができた。
「折り紙つき」とは、品質の確実性を保証する、折りたたまれた刀剣の鑑定書に由来するとか。また、そこに押印される太閤秀吉の判子「太閤判」が転じて「太鼓判」になったとか。
交通アクセス
【鉄道】

- 江の島電鉄「長谷駅」より徒歩7分


屋外には寄付金付の飲料自動販売機があった。早速購入した。
参考サイト
- 鎌倉能舞台
- 能を知る会鎌倉公演「日本刀と能」公演のご報告 :お能を見せますぞえ
- 鎌倉能舞台へ:能の花 狂言の花
- 鎌倉能舞台:今日は何を撮ろうかな
近隣の情報
- 鎌倉能舞台で700年前の日本刀「正宗」を見る:ぱふぅ家のホームページ
- 長谷寺で「お寺のカレー」を食す:ぱふぅ家のホームページ
- 鎌倉大仏は鎌倉時代を代表する仏教彫刻:ぱふぅ家のホームページ
- 極楽寺駅はドラマ『俺たちの朝』のロケ地:ぱふぅ家のホームページ
- 鎌倉駅〜江の島〜大船駅:ぱふぅ家のホームページ
- 鶴岡八幡宮のおみくじは凶が多い:ぱふぅ家のホームページ
- 大船観音は微笑みながら街を見守る:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)
座席数は約170と、舞台までの距離が近く迫力がある。能楽博物館を併設している。