
鎌倉大仏(長谷の大仏)は、浄土真宗の寺院、高徳院(神奈川県鎌倉市長谷4-2-28)にある大きな阿弥陀如来像である。鎌倉のシンボルとして親しまれている。
大きな写真

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大仏建立に関しては不明点も多いが、、建長4年(1252年)から建造されたものが現存する鎌倉大仏と考えられている。
建立当初は大仏殿に安置されていたが、応安2年(1369年)に倒壊して以来、再建されていない。
建立当初は大仏殿に安置されていたが、応安2年(1369年)に倒壊して以来、再建されていない。




背後から見ると、猫背であることがわかる。

材質は銅造とされるが、青銅(銅、錫、鉛等の合金)製で、鉛の含有用が20%と多い。これは、宋から輸入された中国銭の成分に近い。
鉛の比率が高いことから、像表面に金メッキを行うことは困難で、代わりに金箔を貼っていたと推定されている。頬のあたりに金箔の名残が見られる。

材質は銅造とされるが、青銅(銅、錫、鉛等の合金)製で、鉛の含有用が20%と多い。これは、宋から輸入された中国銭の成分に近い。
鉛の比率が高いことから、像表面に金メッキを行うことは困難で、代わりに金箔を貼っていたと推定されている。頬のあたりに金箔の名残が見られる。

像内は空洞で、20円を払って入ることができる。胎内は狭く、一度に30人しか入ることができない。

内壁に見られる大きな格子模様から、大仏像が約40回に分けて鋳上げられた様子がわかる。

窪んだ部分が大仏の頭部にあたる。
関東大震災で50cmほど前に滑り出してしまったが、1961年(昭和36年)に繊維強化プラスチックによって補強された。

内壁に見られる大きな格子模様から、大仏像が約40回に分けて鋳上げられた様子がわかる。

窪んだ部分が大仏の頭部にあたる。
関東大震災で50cmほど前に滑り出してしまったが、1961年(昭和36年)に繊維強化プラスチックによって補強された。

鎌倉大仏のそばには、巨大なわらじが奉納されている。大仏の足の大きさに合わせ、2メートルもある。
このわらじは、いつも座りっぱなしの大仏様に、わらじをはいて散歩にでかけてくださいと、茨城の子供会が奉納したものだ。
このわらじは、いつも座りっぱなしの大仏様に、わらじをはいて散歩にでかけてくださいと、茨城の子供会が奉納したものだ。
交通アクセス
【鉄道】

- 江ノ電「長谷駅」より徒歩約7分
- 鎌倉駅東口バス乗り場1番から江ノ島電鉄バス、もしくはバス乗り場6番から京浜急行バスに乗り、「大仏前」停留所(鎌倉駅から約10分程度)で下車すぐ

近隣の情報
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(この項おわり)