


地蔵堂の手前に、優しい表情で参拝者を出迎えてくれる良縁地蔵がある。苔に囲まれて、大昔からそこにあったように感じさせる。境内の合計3カ所に良縁地蔵がある。


長谷寺は、鎌倉の西方極楽浄土と謳われ、1年を通じ「花の寺」として親しまれている。
散策路の周辺には40種類以上約2500株のアジサイが群生しており、梅雨には「アジサイの径」となる。

寺伝によれば、736年(天平8年)、大和の長谷寺(奈良県桜井市)の開基でもある徳道を藤原房前が招請し、十一面観音像を本尊として開山したという。1607年(慶長12年)の徳川家康による伽藍修復を期に浄土宗に改宗した。
散策路の周辺には40種類以上約2500株のアジサイが群生しており、梅雨には「アジサイの径」となる。

寺伝によれば、736年(天平8年)、大和の長谷寺(奈良県桜井市)の開基でもある徳道を藤原房前が招請し、十一面観音像を本尊として開山したという。1607年(慶長12年)の徳川家康による伽藍修復を期に浄土宗に改宗した。

御本尊は、1392年(元中9年)、足利義満によって奉納されたと伝えられている。現在確認できる銘文中で最も古いものが1485年(文明17年)であることから、室町時代には御本尊が備わっていたと考えられている。
江戸中期、1677年(延宝5年)には、将軍家綱をはじめとする寄進により大修復が行われ、今日に至っている。
この歴史ある光背の霊木を納め、お札としたのが十一面観音守で、所願成就、身代わり、安産などの御利益があると言われている。
江戸中期、1677年(延宝5年)には、将軍家綱をはじめとする寄進により大修復が行われ、今日に至っている。
この歴史ある光背の霊木を納め、お札としたのが十一面観音守で、所願成就、身代わり、安産などの御利益があると言われている。

悟りを求めて修行する者を菩薩と呼ぶ。観世音菩薩は観自在菩薩とも呼ばれ、救いを求める声を自在に聞くという意味をもち、あらゆる願いに応えるため、さまざまな姿となってあらわれる。
この他、地蔵菩薩や弥勒菩薩がいる。

観音ミュージアムには、重要文化財の指定を受けている全6面の懸仏や梵鐘、神奈川県
指定文化財の長谷寺縁起絵巻などが展示されている。
この他、地蔵菩薩や弥勒菩薩がいる。

観音ミュージアムには、重要文化財の指定を受けている全6面の懸仏や梵鐘、神奈川県
指定文化財の長谷寺縁起絵巻などが展示されている。

観音堂の前には仏足石がある。
偶像を忌んでいた時代、その代わりに仏の足の裏を模した仏足石を崇拝していた。相当な扁平足である。
偶像を忌んでいた時代、その代わりに仏の足の裏を模した仏足石を崇拝していた。相当な扁平足である。


経蔵の壁には、チベット仏教で用いられている円筒形のマニ車が18基設置されており、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされている。

中央には回転式書架「輪蔵」があり、中には一切経(大蔵経)が収められている。書架を一回転させることで一切経をすべて読誦した功徳が得られるという。

中央には回転式書架「輪蔵」があり、中には一切経(大蔵経)が収められている。書架を一回転させることで一切経をすべて読誦した功徳が得られるという。

メニューに並ぶ「お寺のカレー」「お寺のパスタ」は、肉や魚を一切使わない精進料理である。

店内は、木目を基調とした優しさを演出している。
観音さまを拝観し、清々しい気持ちのまま、安らぎの時間をゆったりと過ごしていこう。
観音さまを拝観し、清々しい気持ちのまま、安らぎの時間をゆったりと過ごしていこう。
交通アクセス
【鉄道】

- 江ノ電「長谷駅」下車、徒歩5分
- バス「長谷観音」下車、徒歩5分

近隣の情報
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参考サイト
- 長谷寺
- 長谷寺:鎌倉子育てガイド コソガイレポート
- 長谷寺(鎌倉)へ行ってきた:Fallen Physicist, Rising Engineer
- 長谷寺(鎌倉):そらぱん
(この項おわり)
観音山の裾野に広がる下境内には、妙智池と放生池の2つの池がある。