奈良俣ダム(群馬県利根郡みなかみ町大字藤原字洗の沢)は、利根川支流の楢俣川に建設された多目的ダムで、土と石を積み上げてできたロックフィルダムで、堤の高さは158メートル。
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首都圏の人口増加と工業地域拡充に対応するため、1973年(昭和48年)に着工。1990年(平成2年)に完成した。洪水調整、灌漑用水および都市用水の供給、発電などの機能を備えている。
写真は、左岸にある洪水吐だ。
写真は、左岸にある洪水吐だ。
下流の様子。
ロックフィルダムは、土や岩石を材料として盛り立てて造られるダムで、中央遮水壁型は、水漏れを防ぐためにダム中央部にコアと呼ばれる水を通さない粘土質の材料を盛り立てる。
ロックフィルダムの底面積は広く、重さが分散されて地盤に伝わるため、底面積の狭いコンクリートダムよりも地盤が悪い所でも造ることができる。
堤体積は1,310万立方メートルあり、完成当時は堤体積で日本一だった。2008年(平成20年)に徳山ダムが完成して第2位になった。ダムに使われた材料を、11トンダンプトラックに積んでならべると、地球を約半周することになる。
堤高は、黒部ダム、高瀬ダム、徳山ダムに次いで第4位である。
写真は、ダム建設現場で活躍した80トン・ダンプカーのタイヤ。
写真は、ダム建設現場で活躍した80トン・ダンプカーのタイヤ。
ダムによってできた人工湖・ならまた湖は、面積95.4平方キロ、総貯水量は9,000万立方メートル。至仏山を代表とする尾瀬の峰々から流れ出る沢水が集まっている。
交通アクセス
【バス】
- 水上駅から湯の小屋行バス、「湯の小屋」下車、徒歩。
参考サイト
- 奈良俣ダム:独立行政法人水資源機構
近隣の情報
- 奈良俣ダムは土と石を積み上げたロックフィルダム:ぱふぅ家のホームページ
- 須田貝ダムは日本初の地下式水力発電:ぱふぅ家のホームページ
- 矢木沢ダムは利根川水系最大規模の多目的ダム:ぱふぅ家のホームページ
- 日本一のモグラ駅「土合駅」:ぱふぅ家のホームページ
- 土合駅の下りホームから地上の駅舎までは486段の階段がある:ぱふぅ家のホームページ
- 谷川岳天神平の紅葉:ぱふぅ家のホームページ
- 湯檜曽駅(ゆびそえき)の下りホームはトンネルの中:ぱふぅ家のホームページ
- 上越線の「モグラ駅」に喫茶店「mogura」(2020年8月16日)
- ホームまで486段「日本一のモグラ駅」真夏もひんやり(2019年9月22日)
(この項おわり)