ダムによってできた人造湖は奥利根湖と呼ばれ、湖面には背後の関越国境の山々が映り、美しい景観を見せる。湖の付近は温泉郷でもある。
有効貯水量は1億7600万立方メートル、総貯水量は2億立方メートルだ。
有効貯水量は1億7600万立方メートル、総貯水量は2億立方メートルだ。
建設当時は人跡未踏の地域で、ダム湖によって水没したのは東京電力の湯の花温泉保養所1軒のみだった。現在も奥利根湖より先は貴重な動植物も多く、利根川源流域自然環境保全地域に指定された秘境である。
ダム左岸には、殉職した27名の慰霊碑が建っている。
交通アクセス
【自動車】
- 関越道「水上IC」より国道291号、県道63号を経由し、水上方面へ1時間20分
参考サイト
- 矢木沢ダム:水資源機構
近隣の情報
- 矢木沢ダムは利根川水系最大規模の多目的ダム:ぱふぅ家のホームページ
- 奈良俣ダムは土と石を積み上げたロックフィルダム:ぱふぅ家のホームページ
- 須田貝ダムは日本初の地下式水力発電:ぱふぅ家のホームページ
- 土合駅の下りホームから地上の駅舎までは486段の階段がある:ぱふぅ家のホームページ
- 日本一のモグラ駅「土合駅」:ぱふぅ家のホームページ
- 谷川岳天神平の紅葉:ぱふぅ家のホームページ
- 湯檜曽駅(ゆびそえき)の下りホームはトンネルの中:ぱふぅ家のホームページ
- 上越線の「モグラ駅」に喫茶店「mogura」(2020年8月16日)
- ホームまで486段「日本一のモグラ駅」真夏もひんやり(2019年9月22日)
(この項おわり)
1947年(昭和22年)のカスリーン台風による利根川流域の大洪水や、首都圏の水需要の増加に対応するため、1949年(昭和24年)、利根川本川のダム事業が計画された。利根川水系最大級の規模を誇る多目的ダムである。