
巴波川、塚田歴史伝説館、蔵の街遊覧船
蔵の街は、栃木県栃木市栃木地域(旧・下野国都賀郡栃木町とその周辺)における歴史的景観の呼称。江戸時代末期から近代にかけての建物、特に土蔵造りの建物を多く残す。川越、佐原と並んで小江戸と称される。
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蔵の街遊歩道

中洲親水公園

カモ
戦時中は空襲の被害を免れ、大正期・昭和初期の洋館も残ったが、近代化とともに町並みは消滅の危機に瀕し、巴波川も水質の悪化や水量の減少に直面した。

鯉
1978年(昭和53年)に栃木県は「やすらぎの栃木路」をテーマとするキャンペーンを展開し、日光以外の観光資源を活用すべく、「蔵の街遊歩道」を設定した。記念館が整備され。巴波川の水質も改善し鯉を放流し、徐々に観光客が訪れるようになった。

お菓子のせきね
お菓子のせきねで鯉の餌を買うことができる。
町並みを含む48ヘクタールの区域は「栃木市歴史的町並み景観形成地区」として1995年度都市景観100選のひとつに選出された。
町並みを含む48ヘクタールの区域は「栃木市歴史的町並み景観形成地区」として1995年度都市景観100選のひとつに選出された。

うずま鯉のぼり

倭橋

塚田歴史伝説館

丸型ポスト
古い町並みにお馴染みの丸型ポスト――戦後、物資の入手が軌道に乗るようになった1949年(昭和24年)から新しい鉄製ポストとして実用化されたのが「郵便差出箱1号丸型」、いわゆる「丸型ポスト」である。われわれの世代には懐かしいポストだ。

1970年(昭和45年)に、後継の「郵便差出箱1号(角型)」が登場し、設置・製造が終了したが、2006年(平成18年)現在、日本には192,300本の郵便ポストがあり、そのうち5,162本が丸型ポストである(旧日本郵政公社統計データ)。

1970年(昭和45年)に、後継の「郵便差出箱1号(角型)」が登場し、設置・製造が終了したが、2006年(平成18年)現在、日本には192,300本の郵便ポストがあり、そのうち5,162本が丸型ポストである(旧日本郵政公社統計データ)。

幸来橋と塚田歴史伝説館
幸来橋は、巴波川に架かる栃木県道75号栃木佐野線の橋で、橋長12.7メートル。1925年(大正14年)に、木橋からコンクリート橋に架け替えられた。

栃木商工会議所創立100周年記念碑
幸来橋のたもとには、巴波川の水運を描き、1993年(平成5年)6月に建立された栃木商工会議所創立100周年記念碑が建っている。

巴波の鯉
むかし、この地に日照りが続き巴波川が干上がってしまった。1匹の鯉が死にそうになっているのを、地元の百姓が見つけ助けてやった。その後、大雨が続い川が氾濫し、その百姓の幼い子どもが濁流に飲み込まれてしまったのを、突然現れた鯉の大群が担ぎ上げるように運び助けたという「鯉の恩返し」という民話が伝わる。この話をブロンズ像にしたもの。

幸来橋
幸来橋の欄干にも鯉が描かれている。

巴波川
巴波川は、幸来橋の北に向かって延びているが、この日は、ここで折り返して次の観光地へ向かった。

塩庚申神社
1740年(元文5年)のうずまの大洪水のとき、猿の形をした石が流れ着いた。塩商人の七左衛門が、この石を祀って塩をそなえて大切にしたところ、悪病も7日で治るなどのありがたいことが次々に起きた。
呆け除け、下の病除けガン除け、元気で寿命を全うできるピンピンコロリの庚申様として、塩庚申神社の御神体として大切に祀られている。
呆け除け、下の病除けガン除け、元気で寿命を全うできるピンピンコロリの庚申様として、塩庚申神社の御神体として大切に祀られている。

永山電機株式会社
永山電機株式会社は、家電の販売と電気設備工事を行う、昔ながらの街の電気屋さん――「ビデオはソニー、Betamax」は半世紀前のキャッチコピーである。
交通アクセス
【鉄道】

- JR・東武鉄道「栃木駅」から徒歩約20分

参考サイト
- 蔵の街のんびり散策コース:栃木市観光振興課
- 蔵の街遊覧船
- 蔵の街並み:栃木県観光物産協会
- 佐原には、江戸時代末から昭和初期の商店、町家が並ぶ:ぱふぅ家のホームページ
- 水郷佐原と伊能忠敬:ぱふぅ家のホームページ
- 小江戸川越は江戸の情緒を今に残す:ぱふぅ家のホームページ
近隣の情報
- 栃木・群馬・埼玉の三県境:ぱふぅ家のホームページ
- 柳生駅の名前は水害対策で植えた柳の木に由来:ぱふぅ家のホームページ
- 煉瓦窯、近代化に貢献、栃木・野木の国重文「ホフマン式」(2024年8月19日)
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(この項おわり)