日和山(宮城県仙台市宮城野区蒲生)は標高4メートルで、日本一低い山である。登頂したら、近くにある高砂市民センター(仙台市若林区荒井字沓形85-4)を訪れよう。登頂証明書を発行してくれる。
大きな写真
大きな写真
(2560×1440 ピクセル, 579 Kbyte)
登山口と記されているが、じつは、手前にある高さ6メートルの堤防を上る階段である。
バリアフリー登山口も、堤防を上るスロープである。こちらへ行くと、かなり遠回りになる。
日和山は人工的な築山であるが、いつ頃作られたのかについては、はっきりとした文献記録が残っていない。江戸時代にはすでに存在していたとされ、港の安全や天候を見張るための「見張り台」や、船の出入りを確認する目印として利用されていたと考えられている。
蒲生はかつて海に近い港湾的な役割を持つ地域であり、低いながらも周囲を見渡せる築山は実用的な意味を持っていた。こ

こうした背景から、日和山という名前も「日和(天候)を観る山」に由来するといわれている。
蒲生はかつて海に近い港湾的な役割を持つ地域であり、低いながらも周囲を見渡せる築山は実用的な意味を持っていた。こ
こうした背景から、日和山という名前も「日和(天候)を観る山」に由来するといわれている。
高山植物が生えているのだろうか⁉
クマが出るのだろうか⁉
震災前の日和山の標高は約6メートルあり、人工の山としては比較的しっかりとした高さを持っていた。〈登山道〉にある昔日の写真を見ると、当時の様子がよく分かる。
高さが半分ほどにまで低くなった主な理由は、津波による侵食と土砂の流出だ。もともと人工的に築かれた山であったため、自然の山に比べて構造的に崩れやすく、強大な水の力によって一部が削り取られてしまった。
また、周辺一帯も地盤沈下の影響を受けており、相対的に標高が下がったことも現在の低さに関係している。こうして日和山は、日本一低い山として再び注目されるようになったのだが、その背景には災害の記憶が刻まれている。
日和山の周辺には、自然環境として重要な干潟が広がっている。
近くの蒲生干潟は、仙台沿岸でも貴重な湿地環境で、多くの野鳥や水生生物が生息する場所として知られている。シギやチドリなどの渡り鳥が飛来し、季節ごとにさまざまな生き物の姿を見ることができる。
近くの蒲生干潟は、仙台沿岸でも貴重な湿地環境で、多くの野鳥や水生生物が生息する場所として知られている。シギやチドリなどの渡り鳥が飛来し、季節ごとにさまざまな生き物の姿を見ることができる。
この干潟も震災で一度は大きな被害を受けましたが、その後の自然の回復力によって徐々に再生が進み、現在では再び生態系の豊かさを取り戻しつつある。
交通アクセス
【鉄道+バス】
- JR仙石線「陸前高砂駅」から仙台市営バス「中野新町行」に乗車(約6分)「中野新町」で下車し徒歩約30分
参考サイト
- 日本一低い山 日和山:仙台市市民センター
- 日和山(宮城・3m):ヤマップ
- 天保山は(かつて)日本一低い山:ぱふぅ家のホームページ
近隣の情報
- 仙台七夕まつり:ぱふぅ家のホームページ
- 仙台・青葉まつりでは豪華絢爛の山鉾11基が巡行:ぱふぅ家のホームページ
- 松島や ああ松島や 松島や:ぱふぅ家のホームページ
- 瑞巌寺は松島にある国宝寺院:ぱふぅ家のホームページ
- 再び海を渡る伊達の美。100年前の英国人に愛された仙台?笥の挑戦(2025年7月11日)
- お茶の井ケ田・藤崎も開店前から行列(2025年1月8日)
- 漢字1文字の「覆面本」、思いがけない1冊と出会って(2024年12月5日)
- 「給食を再現したカレー」発売(2024年1月30日)
- 東北学院大の新キャンパス、高さ73mのメリークリスマス(2023年12月26日)
- 東北歴博で古墳展(2023年8月31日)
- 恵方巻き?の穴から顔出すアナゴ(2023年1月31日)
- 紅葉とともにライトアップされた幻想的な離宮を見よう(2022年11月12日)
- 仙台七夕まつり、3年ぶりに通常近い規模(2022年8月9日)
- 箱膳・ちゃぶ台…和の道具ずらり(2021年12月20日)
- 謎の深海魚、水族館で展示中(2021年5月5日)
- 震災で傷だらけの「ローラ」、空港のストリートピアノに(2021年2月21日)
- サプライズ花火1500発。震災鎮魂・コロナ禍収束願う(2021年2月11日)
- つぶらなペンギンひな、まだ親鳥の足の上(2020年9月9日)
- 洞穴にこもる伝統行事、存続危機「息子1人になっても」(2020年1月14日)
- 巨体ペンギン、1歳でスマートに愛称「けやき」(2019年9月15日)
- 仙台駅前「すずめ踊り」開幕(2019年7月29日)
- 市民育てたにぎわいの道定禅寺通、青のトンネル(2019年6月29日)
- ぶらりまち語り塩釜沖の桂島で楽しむ島歩き(2019年5月29日)
- バラ祭り家族連れでにぎわう(2018年5月31日)
- 保護したスナメリが回復、公開へ(2018年2月7日)
(この項おわり)
