『ヘボン博士の愛した日本』――33年間、日本に滞在

杉田幸子=著
表紙 ヘボン博士の愛した日本
著者 杉田幸子
出版社 いのちのことば社
サイズ 単行本
発売日 2006年03月
価格 1,320円(税込)
ISBN 9784264024231
ヘボンと田之助の義足の話題は世間の注目を集め、当時のかわら版や錦絵によって、目本国中の人が「名医、平文先生」を知るようになったということです。(69ページ)

概要

ジェームス・カーティス・ヘボン
ジェームス・カーティス・ヘボン
歴史フリークを自認していたことが恥ずかしい。本書を読むまでヘボン博士の業績といったら、ローマ字と明治学院創設のことしか知らなかった。

日本に33年間滞在し、キリスト者として医者として多くの貧しい日本人を救い、夫人はフェリス女学院の基礎をつくったという。
とくに生麦事件に関わっていたあたり(42ページ)は意外であった。じつは、日本史と深く絡んでいる人物なのだ。

ヘボン博士は96歳で天寿を全うするが、休まず地道に目的に向かって進むことが、いかに大切なことか、再認識させられた。
(2006年6月22日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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