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雅子さまと「新型うつ」 | ||
著者 | 香山リカ | ||
出版社 | 朝日新聞出版 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2009年03月 | ||
価格 | 770円(税込) | ||
ISBN | 9784022732668 |
雅子さまが本当にストレスを感じていたのは、「仕事が多いこと」ではなくて、むしろその反対の「仕事が存分にできないこと、やらせてもらえないこと」であったのだ。(ページ)
概要

皇太子妃殿下と同い年であり、精神科医の香山リカさんが、今までの「うつ病」に当てはまらない「新型うつ病」について解説する。「新型うつ病」は、私生活は活発でも仕事中は「うつ」になり、従来の「うつ病」の診断基準が適用しにくい病気だ。
今までの「うつ病」は過重な仕事によるストレスから発症することが多かったが、「新型うつ」は「やりがいのない仕事」に原因があるという。
今までの「うつ病」は過重な仕事によるストレスから発症することが多かったが、「新型うつ」は「やりがいのない仕事」に原因があるという。
ただし、「新型うつ病」は医学的に認められた病名ではない。診断基準もない。新型うつ病は適応障害やパニック障害であると指摘する医師もいる。
異なる病気に対して「うつ病」と診断してしまうと、正しい治療が受けられなくなるのではないか。
ましてや、香山リカさんは皇太子妃殿下を診察したわけではないから、「新型うつ病」と決めつけ、このような形で公にすることには疑問を感じる。
異なる病気に対して「うつ病」と診断してしまうと、正しい治療が受けられなくなるのではないか。
ましてや、香山リカさんは皇太子妃殿下を診察したわけではないから、「新型うつ病」と決めつけ、このような形で公にすることには疑問を感じる。
(2009年12月22日 読了)
参考サイト
- 雅子さまと「新型うつ」:朝日新聞出版
- メンタルヘルス・自殺対策:ぱふぅ家のホームページ
- メンタルヘルス 2010年版:ぱふぅ家のホームページ
- メンタルヘルス 2012年版:ぱふぅ家のホームページ
- 『セロトニン欠乏脳』(有田秀穂,2003年12月)
- 『誇大自己症候群』(岡田尊司,2005年09月)
- 『病み情報社会』(金子義保,2007年12月)
- 『雅子さまと「新型うつ」』(香山リカ,2009年03月)
- 『なぜうつ病の人が増えたのか』(冨高辰一郎,2009年07月)
- 『医者を悩ます「ニュータイプなうつ病」がわかる本』(山田和男,2009年09月)
(この項おわり)